2012年9月の記事一覧

この日曜は、上野恩賜公園で森林セラピーをPRしています。

 20120802_hito 週末、台風の進路が気になりますが、都内各公園で29回全国都市緑化フェアTOKYOが開催されています。

  上野恩賜公園もそのフェアの会場となっていますので、本市から森の癒し『森林セラピー』をテーマに上野動物園前のブーステントにてPRをいたします。

と き : 9月30日(日) 9:30〜16:30

  ※第29回全国都市緑化フェアTOKYO の開催2日目。

ところ : 上野恩賜公園内(上野動物園入口周辺)

  健康の郷『美杉』地域にある津市森林セラピー基地、セラピーロード8コースの紹介が主になりますが、美杉の森の妖精『みすぎん』ストラップが当たるプレゼントクイズなども同時に行っています。

  森林セラピーのPRを少し...

  都会のビル群や喧騒を離れて、自然の中に自分の時間を楽しむ...船旅もそうですが、森林の中の自然を歩き、ゆっくりと流れる自分のための時間を得るのは、とても贅沢な他の何ものにも換えれないものです。

  美杉森林セラピー基地やロードコースは、  こちら  からご確認いただけます。  

※名松線の本格復旧が完了するまでは、美杉の玄関口『伊勢八知駅』への直通の電車が現在利用できません。美杉に入る手前『家城駅』までを名松線、そこからバスに乗り換え『美杉』までお越しください。

台風の進路が気になります。 

20120927_taifuu  台風の進路が気になりますね。できれば、南側のコースを取ってほしいものですが、天は願いを聞いてくれるのでしょうか。

  最近の新聞記事を読んでいて、エルニーニョ現象のことが世界気象機関(WMO)から最新予報として報じられていました。その内容は、『今月か10月に発生する可能性があるが、その規模は弱いものになる。』とのことでした。エルニーニョ現象と台風との関係があると思い出しましたが、確か、台風の発生数やその進路について、エルニーニョ現象との関係について気象庁が解説していました。

  気象庁のQ&Aに解説されていますが、エルニーニョ現象の発生期間(夏7月〜9月)は、台風の発生数が平常時より少ない傾向がある、そして、台風の発生位置が、平常時に比べて秋は南東にずれる傾向がある、また、秋、台風の発生から消滅までの寿命が長くなる傾向があるというものです。そうすると、この解説では、台風の進路についての傾向はありませんので、まだまだ予断を許さないということになるらしいですね。

  この他にも、ラニーニャ現象(エルニーニョ現象と対峙)との関係も解説されていましたので、こちらの方はみなさんで確認ください。

  源氏物語の中、六条院を台風が襲った時でも、なお、寄り添う光源氏へ玉鬘の詠んだ和歌があります。

吹き乱る 風のけしきに 女郎花 しをれしぬべき ここちこそすれ(玉鬘)

20120927_daria  さて、石水博物館(津市垂水)で明日28日から企画展が開催されます。作陶連盟『からひね会』(本市の川喜田半泥子、備前の金重陶陽、美濃の荒川豊蔵と萩の三輪休和の4人)の仲間である金重陶陽と半泥子はお互いの窯を訪ねて作陶するなどしていましたので、その陶陽と半泥子の合作や、陶陽に贈られた半泥子の作品なども展示されます。

  金重陶陽と川喜田半泥子 −その作品と交流−

  2012年9月28日〜11月25日

吉田選手を応援、今週も、テレビから目が離せません!

20120828_yoshida  今週、女子レスリングの世界選手権が、カナダのストラスコナカウンティで、明日27日から29日まで行われます。

  既に吉田沙保里選手はカナダ入りされていますが、この世界選手権での優勝が叶うと10連覇となり、また、オリンピックと合わせると前人未到、史上初の13大会連続世界一という偉業を達成することとなります。テレビ番組をまだ確認していませんが、カナダとの時差は16時間ですので、やはりロンドン五輪の時のように少し寝不足になるのかもしれません。でも、記録を達成される瞬間を何としてもこの目で見たいものです。

 『そんなの、もう知っているよ。』と言われることを承知で...吉田選手は本市出身、『ふるさと元気大使』をお引き受けいただいていますので、地元の一市民(住民票は都内に移していますが)としては、応援するだけですが、やはり自然と力が入ってしまいます。世界の競合からマークされた吉田選手、その並はずれたこれまでの努力を糧に、是非、是非、今回の世界選手権でも金色の丸いメダルを胸にして、きらりと輝いていただきたいと願っている次第です。

20120926_pasokon  ところで、みなさん、今日9月26日は『ワープロ記念日』であることをご存知でしたか?

  昭和53年(1978年)の今日9月26日、この日、東芝が世界初の日本語ワードプロセッサ『JW-10』を発表したことから、この日をワープロの記念日とすることとされたものです。

  そういえば、ワープロを初めて市役所で見たのは、うら覚えですが昭和58年か59年だと記憶しています。若いみなさんには『なに、それ?』って感覚かもしれませんが、14インチぐらいでしょうかブラウン管と8インチフロッピーディスクドライブが付いたもので、今から考えるととてもゴツイものでしたね。

  8インチのフロッピーディスクなるものは、今ではどこを探してもありませんが...懐かしいですね。また、市役所にわずか数台しか入っていませんでしたので、予約制でそのワープロなるものを順番待ちの上、使用できる時間が制限(2時間単位?)されていました。今からすると、そんなとんでもない時代と思いますが、そんな話も周りの方々とおしゃべりしてみられてはどうでしょうか...今日は、『ワープロ記念日』ですから。

秋は果物狩りですね!

20120627_okasi  秋と言えば、いろいろとその前に冠がつきますが、『読書の秋』もいいですが、やはり『味覚の秋』がなんといってもいいですね。

  季節季節で食べられる旬のものがありますが、秋はその中でも群を抜いての食材がある季節だと思います。暑さに少々食欲が落ちていた夏の後の季節ですから、そのリバウンドとは言いませんが、やはりお腹も旺盛になってくるのかもしれません。『味覚の秋』は、すなわち『食欲の秋』、大好きな味覚を求めて、野に、山に、海にと目指す食材を収穫に出かけてみるのも楽しいものです。

  その中でもわりと気軽に行けるのが、ぶどうやりんご、梨、みかんなどの『果物狩り』、さつまいもや落花生などの『野菜狩り』、そして、しいたけや松茸などの『きのこ狩り』などなどと、まだまだ続きそうです。ぶどう狩りや梨狩り、みかん狩りに芋掘りなど、採れたての果物や野菜はおいしさもさることながら、栄養も満点、秋の恵みを思う存分堪能しに行ってみたいですね。

  今週末は中秋の名月、台風の影響が心配ですが、どうか名月が観れますように。

月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月

  は有名な和歌ですが、作者は不明でしたね。

  また、十三夜の月も中秋の名月に引けを取らない明月で、万葉の人が愛でた月でしたよね。

雲きえし 秋のなかばの 空よりも 月は今宵ぞ 名におへりける(西行)

nashiimage  さて、本市のPRをひとつ、みずみずしく育った秋の味覚『梨狩り』。 

  本市久居、香良洲エリアは県内有数の梨の特産地ですから、国道165号線をはじめエリア道路沿いには梨の直売所が今の季節、ズラリと並んでいます。果肉がやわらかく、甘みと水分に富んだ本市の梨を、直売所でおいしく寄り道して味わってみてください。

  梨狩りのできる梨園は、いくつもありますが、そんな中のひとつふたつを紹介します。

澤田観光梨園(津市久居小野辺町) http://www.tsukanko.jp/article/article.php?case=disp_data&sendNo=38

山口観光ぶどう梨園(津市高茶屋小森町) http://www.tsukanko.jp/article/article.php?case=disp_data&sendNo=289

 

芙蓉とムクゲの違いは葉っぱ?

20120924_mukuge  沿道に植えられたピンクの花を『芙蓉』と思って話していたら、最近、なんとその花は『ムクゲ』だということがわかりました。『エッ!そうなの』と鳩が豆鉄砲をくらったような感覚、直前まで自信を持っていただけに己の不勉強さが身にしみました。ちょっと見ただけでそれを『芙蓉だ!』と思いこんでしまった小生、やはり物事はしっかりと見て、その本質を捉える(知る)ことが肝要でした。みなさんは、ムクゲと芙蓉の見分け方がわかりますか?

  両方ともアオイ科フヨウ属に属しますから、元は一緒なのかと思いますが、調べてみたら、やはり特徴的な違いがありました。葉(芙蓉は五角形か多角形の掌状、ムクゲは楕円か卵形)、雌しべ(芙蓉は曲がって5つに別れている。)と樹(芙蓉は横に広がり、ムクゲはまっすぐ上に伸びる)の形で見分けられるということです。発展形として、ムクゲによく似た花があり、『矢の根梵天花(ヤノネボンテンカ)』。小さな花をつけると説明されていましたので、沿道の花は、多分、この花ではありません。

秋かぜに 御粧殿(みけはひどの)の 小簾ゆれぬ 芙蓉ぞ白き 透き影にして(山川登美子 、『恋衣』から)

わが息を 芙蓉の風に たとへますな 十三絃を ひと息に切る(山川登美、『恋衣』から)

senjyu  さて、元祖という文字をよく食べ物屋さんで見かけますが、実は、海老の天ぷらを具にしたおにぎり『天むす』は、本市にあるお店がそのはじまりです。

  今や『天むす』は名古屋名物のひとつとして有名になってはいますが、そのもとをひも解くと、食べ処『千寿』(津市大門)が発祥の地です。『千寿』は、元祖めいふつ、天むすの店として知られていますが、昭和30年代の初め、忙しくて昼食を作る暇もない初代女将『水谷ヨネ』が、夫のために車海老の天ぷらを切っておむすびの中に入れたのが始まりだといいます。

  この続きは、こだわりの『天むす』に関わるあれこれ(誕生や使用しているお米、海老など)を載せた本家『千寿』のHP(http://www.tenmusu.com/)をご覧ください。 

暑さ寒さも彼岸まで。

20120921_higanbana  今日は気温低め、やっと秋めくようですが、まだ少し我慢のしどころですね。
 『暑さ寒さも彼岸まで』とはよく言ったもの、先人の知恵では週末22日の彼岸を過ぎればグッと秋めき、来週は涼しい週明けとなることを期待する限りです。待ちの美学を以前に書きましたが、我慢すればそれだけ、その日、その時が至上のものになると言いますので、『我慢の美学』を実践でしょうか。でも、そうした至福の時は長く続かないものとは知りつつ、足早に去って行かないでほしいものですね。

  今朝の通勤電車の車両には、曼珠沙華の群生(埼玉日高市の巾着田)の広告が載っていました。小生のマンション近くの公園では、小さな塊で曼珠沙華が咲いていますが、広告にあるのは一面の赤い花の絨毯、さぞかし素敵な場所でしょうと行ってみたい気持ちをかきたてるような広告です。際立って『相思華』の言葉、『葉は花を思い、花は葉を思う』と書かれていましたが、この当て字でひょっとして『まんじゅしゃげ』と読ますのでしょうか?よく調べてみると、花と葉が同時にみることがないので、韓国語でその別名を『相思華』(サンチョと発音する)ということでした。

 『曼珠沙華』は別名で、本当の名は『彼岸花』、でも、小生の生まれた田舎ではこの花の名前を『したまがり』とも呼んでいます。その言葉通りと思いますが、お祖母さんから『したまがり』と教えられ、決して食べない(なめない)ようにと。それもそのはず、曼珠沙華には毒がありますので、戒めるためにそうした名前で呼んでいるのかもしれません。

ずずだまの 小道尽きたり 曼珠沙華(子規)

曼珠沙華 咲くべくなりて 石原へ おり来む道の ほとりに咲きぬ(茂吉)

20120921_syagouma  さて、みなさん、『しゃご馬』なるものをご存知でしょうか。

  本市の出身の方や津まつりに来られた方には『あれね!』と馴染みがあると思いますが、今いちど、『篭馬の中に踊り手が入り、赤毛のかつらと鬼の面をつけ、陣太鼓や金棒とホラ貝の音で踊り、時には駆け回って観客を驚かす津独特の伝統芸能』です。その由来は、『神の宿るものとして、赤く染めたヤクの毛で作ったかつらをかぶり、行列などの先頭に立ったり、警護をしたりする例が現在の祭礼に残っている”シャグマ”』であるとも言われています。

  百聞は一見にしかず...とにかく、津まつりにき来ていただき、まつり名物の『しゃご馬』を堪能してください。

  今年の津まつり(http://tsumatsuri.info/)は、10月6日(土)〜10月7日(日)に開催されます。

P.S. 10月7日(日)、女優で歌手の元モーニン娘。の『高橋愛』さんが和船山車『安濃津丸』の一日船長として決定しています。

数学の難問が解決しそうな報道でしたね。

20120606_planet  超難問とも、最も重要とも言われている整数論『ABC予想』を証明する論文が、インターネット上に公開されたというニュース(18日)が出ていました。それも、日本人の教授がその論文を公開した本人で、京大の望月新一教授ということです。整数論を習われた方ならよく知ってみえると思いますが、素因数について成り立つ関係の予想で、この予想が証明されれば、あの有名なフェルマーの最終定理(すでにワイルズにより証明されています。)が別の角度からすっきりと証明できることになります。

  そういえば、フェルマーの最終定理をワイルズが証明した時の重要なコンポーネントである『すべての楕円曲線はモジュラーである』という谷村・志村予想(今は証明済み。)、これも日本人の数学者の功績によるものでした。フェルマーの最終定理をめぐって、日本人がつながっているのは不思議な縁というものですね。

20111122_toujin  さて、今年も津まつり(http://tsumatsuri.info/)が、10月6日(土)〜10月7日(日)にかけて盛大に開催されます。

  10月7日(日)は、津まつりの主な行事の一つである和船山車『安濃津丸』が繰り出されますが、今年の一日船長は、女優で歌手の元モーニン娘。の『高橋愛』さんです。

 

東京への帰り道、富士山は見れるでしょうか。

20120919_fujisan  新幹線で1時間40分、東京に着くまでのちょっとした楽しみはやはり富士山が見れることでしょうね。小生、列車内では本を読むことが多いのですが、何故か富士山が見れる新富士駅辺りが近付くとフッと窓から覗いてしまいます。そんな経験をみなさんもお持ちですよね?

  よく晴れた日には東京から富士山が見えているのに、とても優美で壮大な富士山を車窓の真横に見る時...体の中のDNAが騒ぐというか、そんな大それたものではありませんが、神々しいものを感じる一瞬があるものだと思います。

  そんな富士山と対峙して可憐な花がありました。そう、太宰治の『富嶽百景』にある『富士には月見草がよく似合う』の一節でした。まだ時季的にこの花が見られますね。

20120912_hagi  さて、本市は三重県の県都、県立総合文化センターや博物館(建設中)、美術館など多くの文化施設があります。その中のひとつ、津偕楽公園に隣接してたたずむ三重県立美術館(津市大谷町)では、三重県にゆかりの深い近世の絵画をはじめ、西洋近現代の作品など約5,000点を超える作品を収蔵・展示しています。

  その中でも特に好きな作品は、『アレクサンドリアの聖カタリナ』。甘美な聖母像や、愛らしい子どもの絵で知られるバロック期のスペインの画家バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(1617-1682)の作品で、両掌を差し出す身振りをとりながら、ひざまずく姿勢をとる聖カタリナの立ち姿です。作品を正面からまっすぐに観ると、聖女の上半身と下半身のバランスが不自然に感じられますが、下から崇めるように鑑賞すると、天使が祝福する素敵な聖女がそこに現れます。

P.S. 美術館の中にあるレストラン『ミュゼ・ボンヴィヴァン』、テラスでお茶できる、いちおしのレストランですので、こちらも是非、お立ち寄りください。 

 

BVからCPA/CAAへ

20120815_party  標題に省略形を書いてしまいましたが、みなさんおわかりですか?

  本市では後期総合計画の策定の最中、担当者の仕事ぶりをまじかにみていたら、そんな言葉が脳裏をかすめました。『NPMや英国に関係あります。』と言えば、ピンときた方が多いと思いますが、ブレア政権以降が行政改革の手法として取り組み、節目節目で洗練されてきたものです。

  BVは、『Best Value』、CPAは『Comprehensive Performance Assessment』、CAAは『Comprehensive Area Assessment』のそれぞれの略です。こうした手法は、限られた資源の中で最大の行政サービスを提供するための手法として考え出されたものであり、 BVPIs(Best Value Performance Indicators)というものを測ることで、行政側と住民側の双方が自らの行政サービスを客観的に評価できるようになります。また、他の行政(地方自治体)との比較も可能となりますので、よくできた指標です。

  CPAもこうしたBVPIsの枠組みを利用して発展したものであり、ひとつひとつの行政サービス分野ごとの評価に加えて、行政全体としての組織運営能力や政策形成能力に対する評価を統合して行えるようになります。CAAはCPAとほぼ同じ、法律上で名称を変えて継続されてきたものでしたね。

touyouken  さて、津城の近くに老舗のレストラン『東洋軒』(津市丸之内 http://www.touyouken.co.jp/ )があります。

  東京で生まれ、宮内庁御用達の高級食材を使った料理で日本を代表する老舗(明治30年開業)ですが、何と、この老舗は半泥子さんが本市に連れてこられたために、東京から移ってきました。そして、この老舗の看板料理のひとつが『ブラックカレー』、松阪牛肉を使い、まろやかで深みのある味わいが楽しめる逸品として、知る人ぞ知る有名メニューです。黒いカレーができないかと粋人、半泥子さんの提案から生まれた「ブラックカレー」、その味わいはなかなかのものですよ。

秋の桜で『コスモス』です。

20120913_kosumosu  薄紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜まりに揺れている...

  さだまさしの曲『秋桜』。でも、山口百恵さんが歌って大ヒットした曲でした。(書いている本人の年がばれますよね。)

  秋の青く澄みきった青空にとってもよく映える花、満開となったコスモス畑で風に揺れる一面の花びらは綺麗なものですが、てっきりコスモスは日本古来にも種がある草花と思っていました。しかし、コスモスは、日本原産ではなく、メキシコが原産地でした、みなさんご存じでしたか?

  日本には明治時代に持ち込まれ、秋に咲き、花びらの形が桜に似ているところから『秋桜』と名づけられたようです。また、『秋桜』と書いて『コスモス』と読むようになったのは、山口百恵さんが歌った『秋桜(コスモス)』がヒットしてからとも説明されていましたが、そうだったかな...とうなってしまいました。

  都内にもコスモス畑とはいきませんが、コスモスが群生(人工的に植えられている)している場所もあちこちにありますので、外回りのちょっと一息時に、コスモスの可憐な花びらを見ながら、これからの時季、秋の風を感じてみたいですね。ちなみに、花言葉は、『乙女の真心』と『乙女の愛情』、小生には縁のないものでした。

  秋はすぐそこ...残暑は今週でさよならがいいですね。

木の間より 洩り来る月の かげ見れば 心尽くしの 秋は来にけり(古今集)

20120914_kosumosu  さて、本市の石水博物館(http://www.sekisui-museum.or.jp/)には、川喜田久太夫(号:半泥子)の数多くの作品が展示されています。

  東の魯山人、西の半泥子として知られる半泥子は、百五銀行などで経済人として活躍した半面、陶芸家としても有名な方です。そして、その作風は『粋人』の域、わかるひとにはわかる...でも、じっと見ていると、引き込まれるように見入ってしまいそうです。

  石水博物館には、半泥子の作品コレクションのほか、写楽の肉筆画(扇子)も所蔵されていますので、その肉筆画が特別展示される時期を見計らって、一度、ゆっくりとその作品を堪能されてはどうでしょうか。

※Wikipediaにも「(略)三重県津市の石水博物館に収蔵されている肉筆画が、写楽独特の筆遣いと一致していることが分かり、他にも世界で9点の下書きが、ほぼ間違いなく写楽作であろうと断定された。(略)」と紹介されています。

 

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