ムリーリョの「アレクサンドリアの聖カタリナ」は感動的です。

[事務所の日記]

津市は三重県の県都、そうしたことから県立総合文化センターや博物館(建設中)、美術館など多くの文化施設があります。

その中のひとつ、津偕楽公園に隣接してたたずむ三重県立美術館(津市大谷町、http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/)では、三重県にゆかりの深い近世の絵画をはじめ、西洋近現代の作品など約5,000点を超える作品を収蔵・展示しています。

常設コレクションにて展示・公開されている作品のひとつ、「アレクサンドリアの聖カタリナ」。(http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/da/shozou/detail.asp?mngnum=0001812

甘美な聖母像や、愛らしい子どもの絵で知られるバロック期のスペインの画家バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(1617-1682)の作品で、両掌を差し出す身振りをとりながら、ひざまずく姿勢をとる聖カタリナ。

作品を正面からまっすぐに観ると、聖女の上半身と下半身のバランスが不自然に感じられますが、下から崇めるように鑑賞すると、天使が祝福する素敵な聖女がそこに現れます。

P.S. 美術館の中にあるレストラン「ミュゼ・ボンヴィヴァン」(http://www.bonvivant1983.com/musee/index.html)、テラスでお茶できる、いちおしのレストランですので、是非、お立ち寄りください。