やまとことばの音が心地よい「茱萸坂(ぐみさか)」
[事務所の日記]
投稿者:所長 / 2011年12月26日(月)
みなさん、クリスマスはいかがお過ごしでしたか。
外はクリスマスに合わせて冬将軍がやってきたような寒さが続きますが、みなさん、風邪などひかないよう健康には十分お気をつけください。
本日は、起伏の多い都内の坂のことについて少し...
国会議事堂の南側にある坂の名前が「茱萸坂」(ぐみさか)、その先、霞ヶ関の官庁に下る坂は「潮見坂」。
普段、気にせずに歩いている道なのですが、標識にふと目が留まり、読んでみると「茱萸坂(ぐみさか)」がこの道の名前と知りました。小生、漢字検定は得意ではないので、「茱萸」の漢字が読めず、ひらがなを見て「そう読むのか...」と勉強した次第です。説明を読むと、「両側にぐみの木ありし故の名なり」、何と単純明快なこと、しかし、今では”ぐみ”の木はなく、代わりに銀杏並木となっています。
”ぐみさか”と発音するととてもいい音を踏んでいるようなので、早速、ネットで”ぐみ”を調べると、”ぐみ”は「やまとことば」、やはり音が心地よく感じるのも不思議ではありません。やまとことばが持つ、文字ひとつひとつの音が全体として醸し出す音色には何らかの力があるのかもしれませんね。
さて、やまとことばではありませんが、通りに植えられた木に因んだ眺めのいい場所が本市にあります。「フェニックス通り」と呼んでいますが、国道23号線から海上アクセス「津なぎさまち」までの道路で、中央帯にフェニックスの木が植えられた、南国情緒の雰囲気を味わえる通りです。
散歩も兼ねてフェニックス通りを歩きながら、少し違った本市の趣を感じられてはどうでしょうか。