100年前のピアノが奏でる音楽

[事務所の日記]

20120216_piano  ここしばらく行けなかった横浜西洋館で演奏されるミニコンサート。洋館の客間やサロンで演奏される雰囲気が特に味わい深く、ヴァイオリンやピアノから醸し出される響きに耳を傾けながら暫く時間を忘れてしまいます。

  写真は、100年前に製造されたピアノ(ブラフ18番館)、このピアノ、調律が現代のピアノより余計に必要で、音色もかなり癖があるとの事。先週末は、交響曲No.3変ホ長調「英雄」(ベートーベン)作品55第1楽章より、から始まり、オペラ「ドン・ジョバーニ」(モーツァルト)K.527よりアリア「あのひとでなし」、オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」(ベッリーニ)よりジュリエッタのアリア「ああ幾たびか」・・・など、ピアノと声楽を聴きながらも、少し違ったピアノの音を楽しみ深く聴かせていただきました。

  古典派からロマン派の作曲家は、このような古いピアノで当時作曲していたのだろうかと...そう想像しながら聴くのもまた一興ですね。

20120216_isemomen  さて、現在風の新しい感覚ものもいいですが、昔から伝えられた伝統芸に支えられた工芸品も格別です。そんな伝統工芸品のひとつに「伊勢もめん」があります。

  江戸時代から本市に伝わる伊勢木綿は、その柔らかさから、しわになりにくく、使えば使うほど馴染む伝統の技でできたものです。

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