『舶来もの』ってご存知ですか?

[事務所の日記]

halloween  秋風の吹く、とても風の強い一日の始まりとなりました。

  もうすぐ、ハロウィンですね。

 『舶来』というものに一種の憧れを感じ入るもののひとりですが、このハロウィンも舶来のもの、でも、今やグローバル化した世の中でこうした感情を抱くのは珍しいのかもしれません。また、この時季、秋のバラも見頃を迎えますが、このバラも古くは大陸から渡ってきた舶来のものといったものでしょうか。

  この休日はさっそく近くのバラ園に足を運んでみましたが、バラの種類も銘もたくさんでとっても覚えきれるものではありませんでした。でも、秋晴れの暖かな日差しのもとで、その芳しい香りは園いっぱいに漂い、午後のひとときをたくさんの方々が楽しんでみえましたね。

20121024_bara  古今和歌集の中にもバラを詠んだ歌があります。『さうひ』(薔薇)をお題に詠んだ歌で、『けさ』の『さ』と、『うひにぞ見つる』の『うひ』を詠みこんでいます。

我はけさうひにぞ見つる 花の色をあだなる物といふべかりけり(紀貫之)

  なんと、枕草子(能因本)の中にも薔薇が登場します。『さうひ』のことが書き記されていました。

『さうびは、近くて、枝の様などはむつかしけれど、をかし。』

20121024_sirositaezu  さて、築城の名手、藤堂高虎の手によるお城を中心とした津城下絵図を今回、改訂復刻して提供します。

  津市が所蔵する津城下絵図のうち、新たに江戸時代後期の嘉永期(19世紀)絵図を縮小印刷したものですが、平成22年度に販売した寛永期(17世紀)と平成23年度販売の享保期(18世紀)の絵図を改訂復刻して販売いたします。それぞれ、絵図に書かれた文字(町名や藩士名など)の情報を活字化した別図を付け、絵図と対照しながら記載内容をご覧いただけるようになりました。

販売開始日: 本日、平成24年10月24日(水曜日)より

販売価格: いずれも1部 1,000円

販売場所: 教育委員会事務局生涯学習課、教育委員会事務局各事務所、津リージョンプラザ、久居駅前出張所

お問合せ: 教育委員会事務局生涯学習課(TEL:059-229-3251)