節分の日までの開催です。

[事務所の日記]

20130110_dice  『みちのくの 安達原の 黒塚に 鬼こもれりと いふはまことか』(拾遺集)

  神社に詣でると『節分祭』の張り紙が出ています。早いもので、節分まではあっという間に経ってしまいそうです。先の和歌を読んだのは平兼盛、忍ぶ恋の歌も詠んでいる歌仙の一人です。なお、この歌には詞書があり、『名取郡黒塚に重之が妹あまたありと聞きつけていひつかはしける』、鬼の伝説を聞きつけて、歌枕にあこがれる兼盛がそこにありますね。

忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は ものやおもふと 人の問ふまで(百人一首)

20120118_handeishi  さて、芸術の中にも『鬼』の銘が入ったものがあります。古伊賀水差『鬼の首』、昨年に三重県の指定文化財にもなった焼物です。

  この焼物を中心に、日頃からリクエストの多い半泥子の愛蔵品の数々が節分まで企画展示され、これらの作品は『石水博物館』でご覧いただくことができます。この他にも、粋人、半泥子の芸術作品が数多く展示されていますので、近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

  作品展『石水所蔵 名品展』の概要は、こちら からご覧ください。 

  アクセスは、こちら で。