がんばる津人(1) 近藤信一さん

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変化の早い東京にあって、変わらず存在する東京タワー。
駅からの坂は少しきついですが、修学旅行の団体を見ると、
中学生の頃の自分を思い出し、ピュアな気持ちに少しだけ戻れるような気がします。
津ふるさと元気大使の近藤さんを取材しました。
近藤さんがお勤めになる機械振興協会経済研究所は東京タワーの前にあります。

近藤さんと東京タワー

近藤さんは(財)機械振興協会経済研究所の研究員です。

経済研究所前で
年間数百のモノづくり現場を訪れます。
津ふるさと元気大使もお願いしています。
現在、國學院大學にて日本を含む東アジアの産業調査研究について
講座を持たれています。
土曜日の夕方の開講にもかかわらず、モノづくり現場の生の話が聴けるとあって
席はいつもいっぱい。

熱心に語る近藤さん
―津市のことを振り返ると?

近藤さん まず食文化が豊かでおいしいものがたくさんあったことを思い出します。
また、モノづくり研究の立場から、津市にはすばらしい技術を持った企業がたくさんある。
しかし、津市の外に出てみると、おいしいものやモノづくりのイメージがなく、
情報発信力が足りない。
津市は海もあり山もある、観光資源に恵まれたまちですが、
逆に一体感に欠けている気もします。

―「ここが津」とわかりやすく自慢できるところがないと。

近藤さん 企業のブランド展開においては、企業イメージ主体の「コーポレートブランド」と
製品イメージ主体の「プロダクトブランド」という考え方をします。
津市では今、うなぎや津ぎょうざなどプロダクトブランドに相当する方面で
PR活動をされていますね。
それもとても大事なことですが、津市そのもの知名度向上のためには「津ってこんな街」という
コーポレートブランドにも重点を置いてPRすべきだと思います。

近藤さんと職員2号 近藤さんの語りは説得力があります