蓼食う虫も好き好き。

[事務所の日記]

20120730_happa  猛暑と言える程の毎日です。どうぞ、みなさん、健康管理には十分気をつけてお過ごしください。

  この暑さ、夏ですのでいたしかたありませんが、マンションから地下鉄駅まで歩いて行くだけで、とても汗をかいてしまいます。小生、人と比べて汗かきする体質ですので、地下鉄の駅構内で電車待ちをしている間も汗が止まりません。早く電車が来ないものかと期待してると、にわかに風が湧きおこって電車がホームへ滑り込み、電車のドアが開いて、サッと中に入ると『ホッ』と極楽気分の幸せを感じますね。周りの方は汗をハンカチ等で拭うこともなく、平然としている姿を見かけると、何か秘訣でもあるように邪推してしまいますが、ひたすら『我慢』されているのかも知れません。それとも、今流行りのアンダーウエアによるところが大きいのでは?なんて思ってしまいますね。

  エアコンの効いた心地よい車内の中、ドア上部の液晶パネルにはいろいろな情報や広告類が賑やかです。何気なく見ていると、『蓼食う虫も好き好き』というタイトルに続いて、藍染めに使う藍の乾燥葉もこのタデ科の植物『蓼藍』のことが...『そうだったのか!』と不勉強さを痛感しています。諺にある『蓼』は、『ヤナギタデ』類のことを言うようですが、タデ科の『蓼藍』もその葉は辛く、虫だって敬遠するだろうと思いしや、何とこの辛い葉が藍染めのジャパン・ブルーを染めあげる元だったようです。

 『藍』の色に因んで、万葉人が着る夏服の色に『二藍』があるそうで、青系の藍染を『青藍』、赤系の紅花染を『赤藍』と呼び、この二つを重ねて出来る紫系統の色が『二藍』です。色の混合の仕方で、無限に変化する色合いを愛でた日本人の心がそこにあるようです。もう季節は終わりましたが、紫陽花の花の色もそうでしたね。

宮人の 夏のよそひの 二藍に かよふもすゞし あぢさゐの花 (琴後集)

20120726_kaigi  さて、本市では重要な政策課題の解決に向けて、市民のみなさんとのオープンな議論を行う、『オープンディスカッション』を少し前に紹介させていただきました。8月中旬には幼保一体化に関わる政策、『津市独自の幼保一体化に向けて』の第2回オープンディスカッションが行われます。みなさんが普段から思っていること、感じていることなど、自由に意見やアイデアを楽しく、気軽にみんなで意見交換いただく場ですので、夏休みを利用して本市に来られた方も、是非、ご参加ください。

  日 時:平成24年8月19日(日曜日)10時〜12時

  場 所:市本庁舎8階 大会議室A

  内 容:私たちがめざす乳幼児の保育・教育とは?

※ディスカッションへは、事前申込(定員約100人)が必要となります。参加を希望される方は、住所、参観者名、連絡先、託児サービス(就学前児童まで)の希望の有無を電話(059-229-3243)またはEメール(226-3164@city.tsu.lg.jp)等で事前に登録してください。