「時間」について

[事務所の日記]

都市と地方は「時間」の捉え方が違います。
地方は時間の流れが緩やかです。
都市生活を営む人が、地方に魅力を感じてもらえる点でもあります。

しかしながら、「仕事」「ビジネス」という点においてはどうでしょうか。
製造業においては、作業時間、納入など時間との戦いです。
流通、小売、金融・・・どの業種においても時間との戦いがあります。
それを無視すると「信頼」を失います。
信頼を失うということは、ビジネスにおいては破綻を意味します。
地方の会社だからといって、時間的余裕を認めてもらえるということはありません。

私たち公共は今まで「時間」をないがしろにしてきたかもしれません。

大切な税金を預かり、それによって事業を行っていく性格上、
間違いがあってはならない、リスクを極力負うわけにはいかない、
そのために、より検討を重ねて事業を進めていかなければなりません。

しかし一般社会において、時間の流れの捉え方が変わっている今、
今までのやり方を踏襲しつづけていいものでしょうか?
意思決定を見直し、「時間」の大切さをもう少し再認識するべきではないでしょうか。

当然、時間の短縮によって確実性が損なわれてはいけませんが、
もう少し、仕組み、仕事のやり方など改善する議論の必要性を感じます。

今までそうしてきたからという概念を捨て、
常に改善点を探す姿勢を、持たなければならないのではないかと考えます。