半泥子の風格に近づきたいですね。

[事務所の日記]

20120323_handeisi  半泥子...陶芸家であり粋人の世界感はどのようにして培われてきたのでしょうか、ひも解こうとするとなんと々々、行き着けません。粋人の器量はやはり常人が理解する域を超えているのでしょうね。

  半泥子が残された書(ことばあそび)に面白そうなものもたくさんあります。そのひとつ二つをあげると、

    『大夢出門』...Time is Money

    『波和遊』 ...How are you?

 「半泥子」こと川喜田久太夫公は、百五銀行の頭取など実業家としての活躍と業績、そして数々の地域経済界の要職を務める傍ら、陶芸家として書や絵画、工芸など幅広い芸術分野に比類なき足跡を残されています。半泥子の芸術世界は、それまでの既成概念を超え、洒落心や遊び心を自由に取り入れた独特のものを持ち、「東の魯山人、西の半泥子」と北大路魯山人に並び称される芸術の権威と地位を築いています。

 小生、昨日から本庁に出張のため帰津していますので、この週末は半泥子の作品を愛で、その世界の趣と遊んできます。何を感じ、何に想いめぐらし、人として粋人の極めた世界観をその作品を通して感じてみたいと思っています。

  半泥子の作品は、 石水博物館 (津市大字垂水3032-187) で。

  HPアドレスは、 http://www.sekisui-museum.or.jp/ です。