忠犬ハチ公と上野博士

[事務所の日記]

20120327_hatikou  渋谷駅のシンボル、「忠犬ハチ公」の銅像。

  帰らぬ主人を待ちわびるハチ公、その主人は東京帝国大学教授で日本の農業土木・工学に指導的役割を果たした「上野英三郎」博士です。博士は、明治4年(1871年)本市久居市元町に生まれ、東京帝国大学農科大学農学科を卒業の後、大学院を経て、我が国の近代農業土木学の理論的確率と耕地整理の実践に大きく貢献されました。

  享年53歳、大学での講義の後に学内で倒れ急逝された上野博士の墓碑は東京青山霊園にあり、その竹柵に囲まれた横には「忠犬ハチ公」の碑が建立されています。

  また、本市内にも上野博士の墓碑が法専寺(本市久居元町)に、そして上野博士の筆による篆額(てんがく)文字が刻まれた記念碑が小戸木神社(本市久居市小戸木町)内にありますので、忠犬ハチ公の主人、上野博士が書かれた文字の拓本をとられれば、みなさんのコレクションがまたひとつ追加いただけるのではないでしょうか。

  なお、法専寺や小戸木神社へのアクセスは、本市久居総合支所(TEL:059-225-8812 地域振興課)までお問い合わせください。