半泥子さんの茶室『山里』が修復されました。

[事務所の日記]

20120530_ajisai  今日は突き抜けるような青空、風もさわやかな一日となりそうです。

  電車通勤の時間は約20分間、でもこの時間を往復と日数に掛け算すればすごい時間(日数)となります。この職場に着くまでの時間をどのように過ごすかが重要、小生にしてみれば朝は何とか気合いを入れてリスニングや本を読むことができますが、帰りは付き合いよろしくもあり、まず期待できません。車内での時間をどう使うか...確かにスマホや携帯は車内でも簡単に操作でき、さまざまな情報を簡単に入手でき、チャットをするにも快適ですので、FacebookやTwitterが流行るのも是非もあらずですね。

  モバイルデータのトラフィックは、月間平均181.3Gbps(2011年12月、総務省)となり、また、総ダウンロードトラヒックは、推定で約1.7T(テラ)(2011年11月、総務省)となっています。バックボーンへのトラフィック量は半端なものではなく、ますます需要が増えることを考えると、バックボーンへのDWDM技術などの革新技術が今後も進化し続けていくことになるようです。

20120323_handeisi  さて、スマホなどのICT機器がなく、時間がゆっくりと流れていた時代、本市には東の魯山人と並び称される半泥子さんが土をこね、器を形作り、炉で焼いていたことを想うと何ともいえない優雅ささえ感じます。その半泥子さんが生前に自ら設計した茶室「山里」が、先月、津市分部の廣永陶苑で修復されました。 

  この茶室は、かやぶき屋根が特徴的で1939(昭和14)年に建てられたもので、既存の枠にとらわれない半泥子らしく、茶室特有のにじり口がないなどの特徴を持っています。茶道に長年馴染んだ方には異色に映るかもしれませんが、そこは半泥子さんの粋なところ、是非、経験していただければと思います。