BVからCPA/CAAへ

[事務所の日記]

20120815_party  標題に省略形を書いてしまいましたが、みなさんおわかりですか?

  本市では後期総合計画の策定の最中、担当者の仕事ぶりをまじかにみていたら、そんな言葉が脳裏をかすめました。『NPMや英国に関係あります。』と言えば、ピンときた方が多いと思いますが、ブレア政権以降が行政改革の手法として取り組み、節目節目で洗練されてきたものです。

  BVは、『Best Value』、CPAは『Comprehensive Performance Assessment』、CAAは『Comprehensive Area Assessment』のそれぞれの略です。こうした手法は、限られた資源の中で最大の行政サービスを提供するための手法として考え出されたものであり、 BVPIs(Best Value Performance Indicators)というものを測ることで、行政側と住民側の双方が自らの行政サービスを客観的に評価できるようになります。また、他の行政(地方自治体)との比較も可能となりますので、よくできた指標です。

  CPAもこうしたBVPIsの枠組みを利用して発展したものであり、ひとつひとつの行政サービス分野ごとの評価に加えて、行政全体としての組織運営能力や政策形成能力に対する評価を統合して行えるようになります。CAAはCPAとほぼ同じ、法律上で名称を変えて継続されてきたものでしたね。

touyouken  さて、津城の近くに老舗のレストラン『東洋軒』(津市丸之内 http://www.touyouken.co.jp/ )があります。

  東京で生まれ、宮内庁御用達の高級食材を使った料理で日本を代表する老舗(明治30年開業)ですが、何と、この老舗は半泥子さんが本市に連れてこられたために、東京から移ってきました。そして、この老舗の看板料理のひとつが『ブラックカレー』、松阪牛肉を使い、まろやかで深みのある味わいが楽しめる逸品として、知る人ぞ知る有名メニューです。黒いカレーができないかと粋人、半泥子さんの提案から生まれた「ブラックカレー」、その味わいはなかなかのものですよ。