暑さ寒さも彼岸まで。

[事務所の日記]

20120921_higanbana  今日は気温低め、やっと秋めくようですが、まだ少し我慢のしどころですね。
 『暑さ寒さも彼岸まで』とはよく言ったもの、先人の知恵では週末22日の彼岸を過ぎればグッと秋めき、来週は涼しい週明けとなることを期待する限りです。待ちの美学を以前に書きましたが、我慢すればそれだけ、その日、その時が至上のものになると言いますので、『我慢の美学』を実践でしょうか。でも、そうした至福の時は長く続かないものとは知りつつ、足早に去って行かないでほしいものですね。

  今朝の通勤電車の車両には、曼珠沙華の群生(埼玉日高市の巾着田)の広告が載っていました。小生のマンション近くの公園では、小さな塊で曼珠沙華が咲いていますが、広告にあるのは一面の赤い花の絨毯、さぞかし素敵な場所でしょうと行ってみたい気持ちをかきたてるような広告です。際立って『相思華』の言葉、『葉は花を思い、花は葉を思う』と書かれていましたが、この当て字でひょっとして『まんじゅしゃげ』と読ますのでしょうか?よく調べてみると、花と葉が同時にみることがないので、韓国語でその別名を『相思華』(サンチョと発音する)ということでした。

 『曼珠沙華』は別名で、本当の名は『彼岸花』、でも、小生の生まれた田舎ではこの花の名前を『したまがり』とも呼んでいます。その言葉通りと思いますが、お祖母さんから『したまがり』と教えられ、決して食べない(なめない)ようにと。それもそのはず、曼珠沙華には毒がありますので、戒めるためにそうした名前で呼んでいるのかもしれません。

ずずだまの 小道尽きたり 曼珠沙華(子規)

曼珠沙華 咲くべくなりて 石原へ おり来む道の ほとりに咲きぬ(茂吉)

20120921_syagouma  さて、みなさん、『しゃご馬』なるものをご存知でしょうか。

  本市の出身の方や津まつりに来られた方には『あれね!』と馴染みがあると思いますが、今いちど、『篭馬の中に踊り手が入り、赤毛のかつらと鬼の面をつけ、陣太鼓や金棒とホラ貝の音で踊り、時には駆け回って観客を驚かす津独特の伝統芸能』です。その由来は、『神の宿るものとして、赤く染めたヤクの毛で作ったかつらをかぶり、行列などの先頭に立ったり、警護をしたりする例が現在の祭礼に残っている”シャグマ”』であるとも言われています。

  百聞は一見にしかず...とにかく、津まつりにき来ていただき、まつり名物の『しゃご馬』を堪能してください。

  今年の津まつり(http://tsumatsuri.info/)は、10月6日(土)〜10月7日(日)に開催されます。

P.S. 10月7日(日)、女優で歌手の元モーニン娘。の『高橋愛』さんが和船山車『安濃津丸』の一日船長として決定しています。