芙蓉とムクゲの違いは葉っぱ?

[事務所の日記]

20120924_mukuge  沿道に植えられたピンクの花を『芙蓉』と思って話していたら、最近、なんとその花は『ムクゲ』だということがわかりました。『エッ!そうなの』と鳩が豆鉄砲をくらったような感覚、直前まで自信を持っていただけに己の不勉強さが身にしみました。ちょっと見ただけでそれを『芙蓉だ!』と思いこんでしまった小生、やはり物事はしっかりと見て、その本質を捉える(知る)ことが肝要でした。みなさんは、ムクゲと芙蓉の見分け方がわかりますか?

  両方ともアオイ科フヨウ属に属しますから、元は一緒なのかと思いますが、調べてみたら、やはり特徴的な違いがありました。葉(芙蓉は五角形か多角形の掌状、ムクゲは楕円か卵形)、雌しべ(芙蓉は曲がって5つに別れている。)と樹(芙蓉は横に広がり、ムクゲはまっすぐ上に伸びる)の形で見分けられるということです。発展形として、ムクゲによく似た花があり、『矢の根梵天花(ヤノネボンテンカ)』。小さな花をつけると説明されていましたので、沿道の花は、多分、この花ではありません。

秋かぜに 御粧殿(みけはひどの)の 小簾ゆれぬ 芙蓉ぞ白き 透き影にして(山川登美子 、『恋衣』から)

わが息を 芙蓉の風に たとへますな 十三絃を ひと息に切る(山川登美、『恋衣』から)

senjyu  さて、元祖という文字をよく食べ物屋さんで見かけますが、実は、海老の天ぷらを具にしたおにぎり『天むす』は、本市にあるお店がそのはじまりです。

  今や『天むす』は名古屋名物のひとつとして有名になってはいますが、そのもとをひも解くと、食べ処『千寿』(津市大門)が発祥の地です。『千寿』は、元祖めいふつ、天むすの店として知られていますが、昭和30年代の初め、忙しくて昼食を作る暇もない初代女将『水谷ヨネ』が、夫のために車海老の天ぷらを切っておむすびの中に入れたのが始まりだといいます。

  この続きは、こだわりの『天むす』に関わるあれこれ(誕生や使用しているお米、海老など)を載せた本家『千寿』のHP(http://www.tenmusu.com/)をご覧ください。