目と耳からも寒い朝です。

[事務所の日記]

20121122_yuki  北風が強く、寒さが一段と身にしみる朝となりました。天気予報では今日の最高気温は10℃に届かないと報道されていましたので、目と耳からも寒さがひとしお感じられるのでしょうね。年の瀬も押し詰まってきたこの頃、夕方5時前にはすっかりと夜の帳が降りてしまいます。暗くなった寒空を見つめていると、気持ちも暗くなりそうですが、そこは気持ちを明るい方に考え、クリスマスのイルミネーションをこよなく引き立たせる夜の帳は大歓迎といったところでしょうか。

『寒いね』と 話しかければ 『寒いね』と 答える人の いるあたたかさ(サラダ記念日)

  冬至も今週の金曜日、21日ですが、ヨーロッパの北欧を見ると『冬至』に当たるものは『ユール祭』。短くなっていた昼間がこの冬至を境に長くなり、まるで、太陽が再び復活してくるようなものです。この太陽の復活を祝った北欧のゲルマン民族の祭りが『ユール祭』でした。そういえば、復活の話は、月の満ち欠けにもあてはまりますので、『月読命』が持っている『をち水』を少し分けていただいて...そんな訳にはいきませんよね。

天橋も 長くもがも 高山も 高くもがも
月読の 持てるをち水 い取り来て
君に奉りて 変若(をち)得しむもの (万葉集)

20111208_sakamotoya  さて、寒さといえば『雪』でしょうか。本市は面積約710平方キロ、伊勢湾から西に奈良県境までが市域のため、美杉地域など中山間部では雪が降ります。この地域では、冬のお祭りのひとつに「牛蒡祭(ごんぼまつり)」(毎年2月11日、仲山神社)があり、味噌で煮込んだ冬が旬の食材『ごぼう』がふるまわれます。

  神事の前、今年のうちにちゃっかりと味噌ごぼうを肴に熱燗など召し上がってみてはどうでしょうか。

  ご用命は、坂本屋(津市美杉町下之川5056 電話059-276-0937)まで。