雪氷も溶け出す『雨水』です。

[事務所の日記]

20130218_mizu  立春から半月、今日はもう『雨水』となっています。

  先週末はとても寒い寒気団が大陸から張り出して、木枯らしのような寒さに身がかじかんだものでしたが、今日は『雨水』、と聞くとなんとなくホッとしてしまいますね。暦便覧では、『陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり』とあり、積もった雪や氷もようやく溶け始める頃、やっと春らしさをゆっくりと実感できそうです。

  休日は湯島の天神さんに詣でましたが、少し早いながら梅の花が咲き始めていました。梅の香の芳しさを堪能するまでにはいきませんが、人出も結構なもので、次回に望むらくは鶯でしょうか。

春生何處闇周遊
海角天涯遍始休
先遣和風報消息
續教啼鳥説來由  
展張草色長河畔
點綴花房小樹頭
若到故園應覓我
爲傳淪落在江州 (白居易)

春、生じて いづれの処にか闇(あん)に周遊する
海角、 天涯、遍(あまね)くして始めて休す
先づ、和風をして消息を報ぜしむ
続いで、啼鳥をして来由を説かしむ
草色を展張す、長河の畔
花房を点綴す、小樹の頭
若し、故園に到らば、応(まさ)に我を覓(もと)むべし
為に伝へよ、淪落(りんらく)して江州に在りと

20120215_ume1  さて、国内にはたくさんの梅の名所がありますが、本市にある結城神社(津市大字藤方)の『しだれ梅』も一見の価値がある見物です。約350本程の”しだれ梅”が神社境内いっぱいに咲き誇り、2月中旬から3月中旬の梅まつりの時期には県内外から大勢の花見客が訪れる絶景の観光名所です。
  結城神社は、後醍醐天皇を奉じて『建武新政』の樹立に貢献した結城宗広公が祀られ、古くから結城の森として『結城塚』とか『結城明神』と呼ばれあがめられています。

  結城神社 津市大字藤方2341

               TEL 059-228-4806(社務所)  

  ※ 近鉄、JR津駅下車三交バス所要時間約20分