隣国で女性大統領が誕生しました。

[事務所の日記]

20130226_image  昨日、お隣りの韓国で初めての女性大統領が誕生しました。 元大統領の父親を持つ朴槿恵さん、就任式の演説では、『第二の漢江の奇跡を起こす』ことにも触れ、財閥系と一般市民との格差が深刻な韓国社会をどのように導くのか、新大統領の器量の見せ所かもしれません。

  所得配分の格差社会を数字で比較するのにはジニ係数がよく用いられますが、韓国のジニ係数はというと日本とほぼ似たり寄ったり、OECD諸国の中では平均的な位置につけているように見えます。でも、別な切り口での数字を目にしたことがあります。昨年4月、韓国の所得上位1%の年間所得は約38兆5000億ウォン(約3兆円)で、全体(約232兆ウォン)の6分の1、16.6%を占めていることが発表(韓国租税研究院)されています。この数字から見ると、アメリカが17.7%でダントツに高いのに、これ次ぐとても高い数字です。日本はというと9.2%ですから、ジニ係数からは分からない所得の格差が激しい国となっていることが知れますね。

  おりしも、今日は2月26日、今から77年前(昭和11年)の雪の日に2.26事件が起きた日です。『維新』という字のもとに『昭和維新』を断行しようとした青年将校…当時の格差社会の弊害がそんな事件を起こさせたのかもしれません。

汨羅(べきら)の渕に波騒ぎ
巫山(ふざん)の雲は乱れ飛ぶ
混濁(こんだく)の世に我れ立てば
義憤に燃えて血潮湧く 

権門(けんもん)上(かみ)に傲(おご)れども
国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども
社稷(しゃしょく)を思う心なし  … (『青年日本の歌』より)

20120215_ume  さて、季節は梅です。今が見頃なので何度も書きたいと思います。本市にある結城神社(津市大字藤方)の『しだれ梅』は一見の価値がある見物です。約350本程の『しだれ梅』が神社境内いっぱいに咲き誇り、2月中旬から3月中旬の梅まつりの時期には県内外から大勢の花見客が訪れる絶景の観光名所です。
  結城神社は、後醍醐天皇を奉じて「建武新政」の樹立に貢献した結城宗広公が祀られ、古くから結城の森として「結城塚」とか「結城明神」と呼ばれてあがめられています。

  結城神社 津市大字藤方2341

               TEL 059-228-4806(社務所)  

  ※ 近鉄、JR津駅下車三交バス所要時間約20分