中国はというと…ジニ係数0.61  

[事務所の日記]

20130227_image  今朝は雨降り、どんよりした雲が冷え込む寒さに拍車をかけます。雨が降る毎にあたたかくなるといいますが、そう期待してみたいものです。

  先日は韓国の格差事情に触れましたが、お隣の中国のことも気になりましたので、少し調べてみました。

  昨年、中国の西南財経大学が実施した中国家庭金融調査によると、2010年度の中国のジニ係数は0.61、内訳を見てみると、都市部は0.56、農村部は0.6以上に達しているようです。格差社会で問題が出てくるとされる国際的な警告ラインは0.4ですので、中国の格差がどれだけ大きいかが実感となって伝わってくるようです。ちなみに、ジニ係数を概観すると、0.2~0.3では『相対的に富が平均的に分配されている』、0.3~0.4では『富が比較的合理的に分配されている』、0.4以上になると、『所得の格差の大きさにより、社会騒乱が多発する場合がある』と解説されていますので、中国は凄い状況そのものです。

  もうひとつ、中国国家統計局が発表したジニ係数は、2011年時点で0.3949であったそうです。ただ、世界銀行の調査によると、2008年時点ですでに0.47に達したとも言われていますので、この違いは何なのでしょうか。不思議ですが、発表されたどの数字が正しいのかを判断するのは、受け取る側にあるようですね。

20130212_okihiki  さて、本市、香良洲神社の20年に一度のお木曳き行事まであと1カ月あまりとなりました。

『お伊勢詣りをしてお加良須詣らぬは片参宮』

  この行事、20年に一度の香良洲神社の式年遷座の前の年に行われるもので、本殿御用材を奉納するものです。この『お木曳き』は市民が参加できる遷座の行事であり、独自の伝統が現在まで受け継がれてきています。

◇3月29日(金) 初日『上せ車』(御用材をお木曳き車に乗せ飾り付けをします。)

◇3月30日(土) 二日目『お木曳き』(先頭車から順に9地区が出発します。)

◇3月31日(日) 三日目『お木曳き最終』(9地区の御用材が神社に到着します。)

※ 『お木曳き』の詳しくは、 こちら をご覧ください。