5月19日(月)、津市のリージョンプラザ第1会議室において、津市職員を対象とした VI(ビジュアル・アイデンティティ)セミナーが開催されました。
講師の前川氏
講師は、津ふるさと元気大使の前川氏。デザインのプロの視点から、市役所の出版物や封筒、市章の使い方などさまざまな批評、意見をいただきつつ、どのようにしてこれらの媒体で津市をアピールしていけばいいかについて講義していただきました。
セミナーの様子
VI(ビジュアル・アイデンティティ)とは、視覚によって企業・団体などのイメージを統一する戦略のこと。具体的には、ロゴマークなどのデザインや使用方法にルールを設け、広告・文書・名刺のような外部に示すものに適用することで、その団体に対する外部からのイメージを良い方向にもっていくことです。
民間企業はもちろん、官公庁や自治体でも VI を取り入れるケースが増えてきており、その重要性や具体例について前川氏より説明がありました。
特に自治体では、VI の観点から市章とは別にシンボルマークを設定し、広報等ではそちらをメインに使用するところも出てきています。現在の津市の市章は、そこに込められた意味合いからすると、もっとシンボルマークとしてのうまい活用ができるはずだというご指摘もいただきました。
市章について語る前川氏
また、津市おしらせ帳や税金の通知書送付用封筒などを実例として、紙面のレイアウトや文字の選び方など、実践的なデザインの手法について解説を頂きました。
私たちが普段あまり気に留めない部分でも実はとても重要であったり、少しの手直しで紙面が見やすくなったりするということを学ぶことができ、実務に生かせる内容でした。
参加者による「好きなまち『津』」「もっとがんばろう『津』」「今日の感想」を貼り出してのまとめの様子
今回のセミナーで前川氏から指摘されたダメな部分が改善され、さらにアドバイスを取り入れた、見やすく美しい広報誌などを、早く手にしてみたくなりました。自分が作成する文書についても、内容はもちろん見た目にももう少し気を配れるように努力してみようと思います。