江戸高虎楽座2009 城下町「津」と宿場町「四日市」
2日目の夕方、片づけをしているときに少し雨が降りましたが、
開催中はさわやかな秋空でした。
2日間で約10万人の方にお越しいただき、
津と四日市をさまざまな角度から堪能していただきました。
『ゆるきゃらonステージ』のようす。
画面左から、津市美杉森林セラピーキャラクター「みすぎん」、
四日市市消防本部「ラブ君」 、
四日市市の特産、萬古焼のキャラクター「ポッター君」、
そして「こにゅうどうくん」、「シロモチくん」。
藤堂高虎公の津入府400年を記念して始まったこのイベント。
今年で2回目になりました。
この上野公園は寛永寺ができる前は藤堂家等の屋敷地がありました。
そして、高虎公の墓所も上野動物園内にあります。
山名実行委員長とみすぎん。
山名さんは「津ふるさと元気大使」として、日々津のPRと情報提供にご協力いただいています。
美杉・三浦林商さんのブースです。
Iターンの方の「田舎暮らしQ&Aコーナー」も併設。
左は森で作業をする三浦林商さんの社員の方。
なにやら熱心にお話されています。
津のB級グルメ「津ぎょうざ」のブースです。
「津ぎょうざ」は学校給食から生まれたメニューで、
一般的な餃子のよりかなり大きいものです。
外はパリパリ、皮はモチモチ、中はジューシーでとってもおいしかったです。
津市内をはじめとする三重県内各地のいろんなお店で食べられます。
当日はこちらのお店が出店されていました。
ちょっと、どうですか!
仕事中には耐えられないこの画像。
お腹がすいてきました(ToT)
前日に在京FM番組で紹介されたこともあり、行列ができるほど!
津ぎょうざと四日市とんてき。
どちらもご当地グルメに着目し、熱心なPR活動を続けてきた市民と事業者の成果です。
津ぎょうざは津市げんき大学の津ぎょうざご当地グルメプロジェクトと、
四日市とんてきの四日市とんてき協会が、ステージパフォーマンスで、
クイズ形式にてそれぞれをアピールしました。
猪の倉温泉さんの足湯コーナー。
ここのお湯は独特の感触。お肌がとぅるとぅるになります。
そしてこれが源泉を配合したボディーソープ、化粧水、クリーム、ピーリングジェル。
ボディソープを使うと温泉に入ったのと同じ効果が味わえます。
よこや製茶さんと平治煎餅さんのコラボレーションで出現した、
「津茶屋」ブース。
本当は急須と湯飲みで味わっていただきたいのですが、
屋外での出店のため紙コップを使用しました。
ただの紙コップですが、お茶畑の写真を張ると、さらにおいしく。
目を閉じると美杉のお茶畑が思い浮かびませんか?
藤堂高虎公墓参ウォークの様子。
スタンプラリー形式で上野公園内にある高虎公ゆかりの地を巡りました。
上野東照宮、閑々亭、旧寛永寺、墓所など・・・。
本殿に近いところに銅灯篭が並んでいます。
高虎公が寄進した灯篭はどれでしょうか?
一目で見分けられる特徴があります。
「?」と思われた方は上野東照宮に行ってみましょう。
墓所は一般公開されていませんが、この日は特別に許可いただきました。
津市出身、第39回ミス日本グランプリで女優の萩美香さんと、
四日市市出身でミス東大の加藤ゆりさんのWミストークショーです。
左から萩美香さん、加藤ゆりさん、NHK津放送局の加藤真里キャスター。
四日市市出身、津市の高校を卒業したericoさんがヴォーカルをつとめる、
JamstownMagicのライブです。
物産PRコーナーと題して、生産者、販売者、加工者が直接会場のお客様に、
マイクを持って語りかけるコーナーを作りました。
司会は職員、シナリオ一切ナシのアドリブ100%でしたが、
まじめにいいものを作っている人の声は、聞く人の心を打ちました。
美杉にIターンで移住し、無農薬、無化学肥料の野菜を作られている、家田農園さんです。
「いえちゃん」こと家田さんの野菜は、三重県内の食材にこだわるレストランで引く手数多です。
三浦林商さんの三浦さんです。
高温乾燥した木材の危険性を訴えています。
重油を焚いた釜に入れられ、高温乾燥した木材は繊維にひびが入り強度が劣るとのことです。
三浦さんの林業は、「葉枯らし乾燥」といって、切り倒した後自然に乾燥させる方法です。
どの木がいつ切り倒したか、いつまで乾燥させなければならないか。など、
言ってみればマネジメント力で森を管理する、環境に優しい林業です。
日本ダイニングサービスの中川さんです。
「天むす」は名古屋発祥だと思われている方が大勢いらっしゃると思いますが、
断言します。それは「まちがい」です。津市が発祥です。
津市にあるてんぷら店の賄い料理から生まれたもので、
名古屋のお店は津のお店で修行をした人が開店したものです。
その津のお店は千寿というお店で今も津市にあります。
日本ダイニングサービスさんはこの千寿本店監修の天むすを通販等で販売する会社です。
津市白山町にある猪の倉温泉さんの岡田専務とマスコットの「いのさん」です。
猪の倉温泉は公共施設が民営化され、コンペで勝ち上がった地元の自動車部品下請けメーカーが、
社長の地元地域に恩返しがしたいという、地域振興への想いからスタートしました。
今では、大阪、京都、奈良、滋賀、名古屋、東京からお客様がお越しいただく、津市西部の集客拠点となっています。
ブラックカレーの東洋軒さんです。
松阪牛の背油と小麦粉、秘伝のスパイスを合わせて3週間煮込み、
出来上がりまで1ヶ月かかる手間暇をかけたこだわりのカレーです。
美里農産物加工組合の山川さんです。
素材の特性をを活かした、たけのこ、梅ジャム、梅みその加工を行っています。
表情は温和ですが、たいへん情熱家です。
よこや製茶の横谷さんです。
「茶の木の健康を守ることがおいしいお茶を作る秘訣」
という言葉に生産者の誇りと自身を感じました。
その品質が証です。 その他、個別ブースにも多くの方々が参加していただきました。
ベビースターラーメンのおやつカンパニーさん、川村漬物製造所さん、
神事でのお供え物であるみそごんぼ、干し野菜などの坂本屋(美杉山峡の里から)さん、
菅尾製茶さん、シロモチくんグッズのNEXT2000さん、
手作りこんにゃくの藤田こんにゃくさん、
平治煎餅本店さん、丸大大森さん、注文家具のライブオフィス昴さん(五十音順)。
夕方になってもお客様の流れは途切れず、夕陽が名残惜しい気持ちを一層深めます。
江戸高虎楽座は一過性のイベントに終わらすこと無く、真の地域活性を、追求するきっかけでありたいと思います。
観光は見世物ではない。 その地域に住む人の豊かな生活を、
他の地域に住む人が擬似的に体験することで楽しむものである。
物産は珍しさで買ってもらうのでは特産品とは言えない。
その地域の人が愛してやまないものこそ特産品である。
私の尊敬するある方々の言葉です。
地域の活性化は官まかせ、民だのみでは続けることはできません。
個人、事業者、団体、議会、行政が役割分担をし、
一体となって取組まなければなりません。
そのためには、主権者である津市民が自らの街の行く末を考え、
コントロールすることが重要です。
津市東京事務所は主権者市民の敬虔な公僕であり、
協働する方々との対等なパートナーであることを忘れずに、今後も活動していきます。