2012年7月の記事一覧

7月も今日で終わりです。

20120731_bus  新年度が始まってまだそれほど月日が経っていないのでは...と思っていましたら、今日は7月31日、明日からは8月となってしまいました。

  8月はお盆もあり、みなさんは夏休みをどのようにお取りになりますか?

  本市も夏休み休暇はお陰さまで5日間いただけますが、小生、7月は何がしら予定が入ってしまい、気がつけば、まだ、夏休みを取っていません。管理職員は率先して休暇を取るように言われていますので、頑張って?8月に夏季休暇全てを取らせていただかないと示しがつきませんね。

  8月、大暑の時期の夏の都内、外回りはアスファルトからの照り返しが酷く、熱風が吹いているかのよう、自然、汗だくになるのは必定です。それでも事務所に籠ってばかりいては東京事務所の仕事になりませんので、『ビルや木立の影を探して行こう。』と固く決意して出かけますが、『そうは問屋が卸さない』の諺どおり、そううまくは行ってくれません。

  何か方法は?...ありました、都バス(ちいバス)を行く先々で利用してみると、汗も何とか収まり、快適とまではいきませんが、相応にエアコンの効いた車内で少し休憩も取りながら外回りができるようになります。ただ、都バス(ちいバス)での時間を余分にみないといけません、それと、バスの系統を覚えないといけませんが、こちらは携帯やスマホでちゃっかりと代替えできます。他の東京事務所の方にそんな話をしていると、案外、この廻り方をしているのは当事務所だけのようです。余談ですが、都バスに乗ると都内の地勢がよくわかります、また、都バスを時間内に乗り継ぐと、料金が半額(100円)となって、これもお得な設定でお休みの時も利用したいほどです。

20120731_hanabi  さて、先週末は隅田川の花火大会、2箇所で同時に繰り広げられた花火の共演は目をみはるばかりでしたが、本市の花火大会も一日後の7月29日に開催しました。阿漕浦海岸一帯で開催された会場は、大勢の人で賑わい、色とりどりのスターマインや海上花火が見事に夜空を飾っていました。

  故郷のなつかしい花火の様子を本市HPで掲載していますので、是非、ご鑑賞ください。

 

蓼食う虫も好き好き。

20120730_happa  猛暑と言える程の毎日です。どうぞ、みなさん、健康管理には十分気をつけてお過ごしください。

  この暑さ、夏ですのでいたしかたありませんが、マンションから地下鉄駅まで歩いて行くだけで、とても汗をかいてしまいます。小生、人と比べて汗かきする体質ですので、地下鉄の駅構内で電車待ちをしている間も汗が止まりません。早く電車が来ないものかと期待してると、にわかに風が湧きおこって電車がホームへ滑り込み、電車のドアが開いて、サッと中に入ると『ホッ』と極楽気分の幸せを感じますね。周りの方は汗をハンカチ等で拭うこともなく、平然としている姿を見かけると、何か秘訣でもあるように邪推してしまいますが、ひたすら『我慢』されているのかも知れません。それとも、今流行りのアンダーウエアによるところが大きいのでは?なんて思ってしまいますね。

  エアコンの効いた心地よい車内の中、ドア上部の液晶パネルにはいろいろな情報や広告類が賑やかです。何気なく見ていると、『蓼食う虫も好き好き』というタイトルに続いて、藍染めに使う藍の乾燥葉もこのタデ科の植物『蓼藍』のことが...『そうだったのか!』と不勉強さを痛感しています。諺にある『蓼』は、『ヤナギタデ』類のことを言うようですが、タデ科の『蓼藍』もその葉は辛く、虫だって敬遠するだろうと思いしや、何とこの辛い葉が藍染めのジャパン・ブルーを染めあげる元だったようです。

 『藍』の色に因んで、万葉人が着る夏服の色に『二藍』があるそうで、青系の藍染を『青藍』、赤系の紅花染を『赤藍』と呼び、この二つを重ねて出来る紫系統の色が『二藍』です。色の混合の仕方で、無限に変化する色合いを愛でた日本人の心がそこにあるようです。もう季節は終わりましたが、紫陽花の花の色もそうでしたね。

宮人の 夏のよそひの 二藍に かよふもすゞし あぢさゐの花 (琴後集)

20120726_kaigi  さて、本市では重要な政策課題の解決に向けて、市民のみなさんとのオープンな議論を行う、『オープンディスカッション』を少し前に紹介させていただきました。8月中旬には幼保一体化に関わる政策、『津市独自の幼保一体化に向けて』の第2回オープンディスカッションが行われます。みなさんが普段から思っていること、感じていることなど、自由に意見やアイデアを楽しく、気軽にみんなで意見交換いただく場ですので、夏休みを利用して本市に来られた方も、是非、ご参加ください。

  日 時:平成24年8月19日(日曜日)10時〜12時

  場 所:市本庁舎8階 大会議室A

  内 容:私たちがめざす乳幼児の保育・教育とは?

※ディスカッションへは、事前申込(定員約100人)が必要となります。参加を希望される方は、住所、参観者名、連絡先、託児サービス(就学前児童まで)の希望の有無を電話(059-229-3243)またはEメール(226-3164@city.tsu.lg.jp)等で事前に登録してください。

ロンドンオリンピック、いよいよ開会式ですね。

20120727_London  朝からミンミンゼミの鳴き声が聞こえる夏日、いよいよですね、ロンドンオリンピック。今日が開会式(時差がありますので、正確には日本では明日早朝。)、そして吉田沙保里選手(津市出身)が旗手を務めます。幸先いいといいましょうか、なでしこジャパンとサッカー日本男子チームともにリーグ戦の初戦を白星で飾っていただきましたので、自然と気分が盛り上がりますね。

  ひいき目ではありませんが、今回の旗手、吉田選手は本市の出身ですので、テレビにかじりつき、金メダル3冠獲得に応援を絶やさないようにしたいと思っています。でも、お陰で睡眠不足になってしまうような...『勝てば官軍』、少々翌日に支障があってもOK、許される範囲でしょうか。

  今朝もニュース番組で吉田選手の練習風景がレポートされていましたが、こうした映像が気分をハイテンションモードに高めていくようです。そういえば、トライアスロンをしていた友人の話ですが、『サァ、これから始まるんだ!』と自分に言い聞かせるために、アップテンポの音楽を聴きながら、気分をハイテンションに持っていくそうですので、それと同じような感覚をテレビが与えてくれているようです。

20120727_fume  昨日、帰宅途中に夜空を見上げていて、何かの拍子に古い歌(アニメ)の曲を思い出してしまいました。

  その歌詞の中に『星の船をこぐ』をいうフレーズがありますが、リズムに乗ったそのフレーズは少しロマンティックな音を踏んでいます。『星の船』は、彦星と織姫とが乗る船、旧暦七夕の時期は月が上弦となり、その月を船に見立てたのだと言われていますよね。形は逆になりますが、昨日は半月に近かったので、ふとそう想ったのかもしれません。

 『星の船』ではなく、『月の船』を詠んだものがあり、こちらの方は万葉集(柿本人麻呂)に収められています。

天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ

 

なでしこジャパンが幸先良く白星でした。

20120726_soccer  ロンドンオリンピックの開幕まであと1日。今年は、夏の暑さも忘れるほどにオリンピック一色に染まりますね。

  昨日のサッカー1次リーグでは、なでしこジャパンが幸先良く白星、この前のフランス戦の屈辱を果たして、いいスタートを切っていただきました。ニュースを観てるだけですが、得点を決めるゴール付近、選手の動きを追うカメラに導かれ、気がつくと自然に力が入っているのがわかりますね。『始め良ければ終わり良し。』ですので、このままの攻めの調子を保って...期待をしてしまいます。

  サッカーボールを目で追いかけていて、ふと、サッカーボールの代表的なデザイン(正二十面体の切頂形、正五角形12面、正六角形20面)を持つ有名な分子構造『フラーレン』の構造を思い出します。炭素原子60個がサッカーボール型に集まって出来上がったものですが、とても美しい分子構造をしています。自然とはこうした綺麗な構造を好むものかと改めて驚きです。また、この分子構造の内側に金属原子を閉じ込めることが出来ますが、こうして閉じ込めると元のフラーレンといろいろと違う性質を示しますし、中に閉じ込められた金属も特有のふるまいを見せたりするので、こちらもまた興味深く面白いものですね。ところで、この分子構造、頂点の数は60、辺の数は90、面の数は32となっていますので、オイラーの多面体公式がしっかりと成り立っていますよね。

20120726_kaigi  さて、本市では重要な政策課題の解決に向けて、市民のみなさんとのオープンな議論を行う、『オープンディスカッション』を2つの分野で行ってきています。中心市街地活性化と幼保一体化に関わる政策ですが、今週末には、『いいとこ発見』をテーマに中心市街地活性化の第3回ディスカッションが行われます。みなさんが普段から思っていること、感じていることなど、自由に意見やアイデアを楽しく、気軽にみんなで意見交換いただく場ですので、今週末に本市に来られた方も、是非、ご参加ください。

  日 時:平成24年7月28日(土曜日)13時〜18時

  場 所:津センターパレス地下1階 市民オープンステージ

  内 容:中心市街地ええとこ発見ウォーク

※ディスカッションへは、どなたでも自由に参加可能です。当日参加も可能ですが、会場準備の都合によりあらかじめ参加を希望される方は、Eメール(waiwai@city.tsu.lg.jp)、TEL:059-229-3169又はFAX:059-229-3335にてお名前・参加人数のご連絡をお願いいたします。

 

 

元気な高齢化社会を実感します。

20120725_roujin  夏の日差しを受け、今朝も気温がうなぎ昇り、やはり暑さが身にこたえますね。

  早朝に子どもたちが小さな公園でラジオ体操をしているのを見かけると、やはり夏休みを実感します。この夏休みの風物詩、ラジオ体操はそのルーツを辿ると1930年7月21日に神田万世橋署の面高巡査により、子どもたちが夏休みを楽しく過ごせる様にと佐久間公園(神田)で「早起きラジオ体操会」を実施したことが起源と言われているそうです。早、80年以上の歳月が経っているんですね。 

  子どもたちのラジオ体操は夏休みの期間だけですが、広く大きな公園では毎日、決まった時間にラジオ体操の音楽が響き、早朝に体操する方がたくさん見えます。小生の近くですと『城北中央公園』になりますが、この時期ですと、朝5時45分と6時15分の2回(録音されているラジオ体操の音楽を流しているようです。)、約15分程度ですが、ラジオ体操第一と第二で多くの方が健康な体を整えられています。

  体操の音楽が始まる前には、公園のベンチに腰をかけてお話に花が咲いている方々や散歩しながら楽しそうにお話されている方々など様々ですが、そうした早朝の公園は元気なご高齢の方で賑わっています。ジョギングやランニングをしている比較的若い層も時間帯が同じなので、やはり毎日同じ方々とすれ違いますが、圧倒的にご高齢の方の人数が勝っています。小生も多分若い層に入るのではないかと思いますが、早朝の公園はやはり元気な高齢化社会そのものといったところですね。

20120725_takakuwa  さて、少し間隔が開きましたが、本市の和洋菓子店(市物産振興協会加入)の自慢のスウィーツを順番に紹介しています。今日は、フランス、キリー社のなめらかなクリームチーズをたっぷりと使った『安濃津焼 窯出し一番 半熟ちーず』。卵黄、牛乳、バターを入れたなめらかな生地に、真白なメレンゲを加え、朝一番のオーブンで、じっくりとしっとり焼き上げました。他のチーズケーキと食べ比べてみてください。

  洋菓子『タカクワ』(津市渋見町300-35 TEL:059-213-3100)が贈るとても甘いお菓子です。深みのあるチーズの香が口いっぱいに広がってきますよ。

  他にもスウィーツいろいろ、探すなら  SWEETSU!【スイーつ】 こちら から。

ミサゴの英名がオスプレイ!

20120724_misago1  先週の涼しさもつかの間、また暑さが戻ってきました。でも、日曜日が『大暑』でしたので、これが夏の本当の姿ですね。

  新聞のコラム欄に『ミサゴ』の英名が『osprey』とあり、なるほどそうだったんだと少し不勉強を悔やんでもいます。海面上空から魚の群れを見つけて、そのまま滞空して狙いをつけ、目指す魚にロックオン、そのまま急降下で獲物を捕る時間は何と100分の5秒程度だそうで驚きです。コラム欄に挙げられた和歌は、

みさご居る 沖の荒磯に 寄する波 行方も知らず 吾が恋ふらくは (万葉集)

  確か、ミサゴは枕詞で用いられると思いつつ、調べてみると、「みさご居る」という言葉が、磯という言葉とあわせて使う決まり文句の枕詞となっていました。この他にもいくつか和歌が詠まれていますが、『みさご居る』を枕詞に詠われている和歌は恋歌が多く、この鳥の夫婦仲がとても良いので万葉の人々はきっと恋歌に使ったのでしょうね。

みさご居る 州に居る舟の 漕ぎ出なば うら恋しけむ 後は相寝とも (万葉集)

みさご居る 磯廻に生ふる なのりその 名は告らしてよ 親は知るとも (万葉集)  

20120709_tsueats  さて、本市の旬の食材や特産物を紹介し、販売するネットショップ『ついーと』にご注目ください。

 『ついーと』は、本市の魅力ある特産品の生産者とみなさんを結ぶインターネット上の専門店です。地元をこよなく愛し、生産者の作る心を伝えるなどの『こだわり五箇条』に賛同した名店の職人技がきらりと光る逸品ばかり、日本全国からその味を楽しんでいただけます。

  津市物産SHOP『ついーと』は、 こちら から。   

喊阿嚴...言葉遊びです。

20120720_himawari 『喊阿嚴』、お分かりになりましたか?

  半泥子の言葉遊びのひとつで、順番に『喊』(かん)『阿』(あ)『嚴』(げん)、もうお分かりですよね。

 『Come again!』、なるほど音を踏んで発音していくとそう聞こえてしまいますので、参りましたね。以前にも半泥子の言葉遊びをここで書いていますが、見つけられる範囲では、『波和遊』は『How are you?』と、『大夢出門』は『Time is Money.』です。

  それと、半泥子の思い入れというか、物事の「好き嫌い」の判断基準が明確であるように伝わってくるように感じます。ものの価値が既に約束事に沿って決められているものを嫌い、自分の目でじっと見入り、とことん、ただひたすらにものを見ること好んだようですね。青磁、高麗雲鶴、支那趣味、伊万里などは好きではなく、古志野、古唐津、古伊賀、瀬戸黒、李朝初期などは半泥子の好きなものでした。そうそう、嫌いなものに『魯山人の壷』、対比するように、『魯山人の書』はきれいなものとして好んだようです。

 『其飯(そのまま)』の別号を持つ半泥子、その陶芸の作風は、『自由奔放・自由闊達・Going My Way・思うがまま・好き放題』、『無制限・無制約』、『余裕・大らか・寛大・破格』などに例えられます。本当に面白い(interestingな)、本市が生んだ粋人ですね。

20120723_kasoutaikai  さて、『ひさい版仮装大笑2012』の出場者(全国OK)を募集中です。この大会への出場がきっかけとなり、金ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞へ出場した作品もたくさんあります。

  入賞者には賞金・賞品も用意されていますので、家族や仲の良い友達と、ワイワイ・ガヤガヤ楽しく出場してみませんか!

日 時 : 10月21日(日曜日)14時〜

場 所 : 久居市民会館

申し込み:このリンクからダウンロードした申込書に必要事項を記入し、直接またはファックスで久居総合支所地域振興課(FAX:059-255-0960)へ

締め切りは、9月28日(金曜日)です。

詳しくは、こちら から応募内容を確認いただき、ご応募ください。 

明日、週末(7/21)は、銀座モザイクへ!

 20120627_okasi  昨日の暑さはどこへやら、一転して涼しい日になりましたね。明日もこの程度の気温と予報されて過ごしやすい週末となる模様ですが、やはり節電に協力、日中のエアコンを控えめにして銀座モザイクにお越しください。先着順になりますが、ちょっとだけ良いこともありますよ。

  明日、7月21日は、銀座モザイクで四日市市がPRイベントをオシャレに開催します。四日市市と本市は東京シティプロモーション事業を共同で行ってきていますので、四日市市の寛大さに感謝しながら、本市のシティプロモーションも同時にさせていただきます。

  四日市市出身のバイオリンニスト 花井悠希さんのミニコンサートもあり、午後のひと時を素敵なクラシックとともに楽しんでいただけ、また、来場いただいた方には心ばかしのプレゼントも用意していますので、どうぞお立ち寄りください。ただ、プレゼントの数量には限り(各ステージにつき、100名様。)がありますことをご容赦ください。

  7月21日(土) 14:30と17:00からミニコンサート

 ※プレゼント配布用の袋(整理券に相当)は、コンサート開始約10分からの配布になりますので、ご注意ください。 

 ※プレゼント配布は、概ね15:00と17:30からとなります。

  場所は、モザイク銀座阪急エントランススペース(1階)
   http://www.mosaic-ginza-hankyu.jp/access/index.html

20120720_sarubia  さて、いつもと文構成が逆になってしまいました。みなさんの中には数学に興味を持たれてみえる方も多い?と思いますが、学部生だった頃、解析学それも複素数上で印象に残るものはありますか。

  そんなもののひとつに、小生は『コーシーの積分定理』があります。原点ともいうべき有名どころですので、みなさん、ピンときたと思いますが、『複素平面上の領域にある単一閉曲線に沿ってf(z)を積分すると”0”となる。』です。もう少し厳密に言わないといけないですね。『複素平面上の領域(開集合かつ連結)上で定義された複素数の関数が、正則関数(領域の各点で微分可能)であるとき、領域内の単一閉曲線に沿ってこの正則関数を積分すると、積分した値は”0”となる。』でした。

  この後に、『コーシーの積分公式』と繋がっていくことになりますが、この時もやはり『単純なものほど美しい』を地で行くような感覚を感じた一瞬でした。

  昨日は半泥子について少し書いてみましたが、『遊び』という単純な心から創り出される半泥子の作風もそうなのかも知れません。あれもこれも...、人間、慾が多いと人に感銘を与えるものは生まれてこないのかも...そうすると、小生にはやはり難しいですね。

なかばなずみて、なかばなずまず。

20120719_asobi  ひらがなでタイトルを書きましたが、本市の粋人『半泥子』の号を意味する『半ば泥みて、半ば泥まず』です。

  陶芸において、魯山人と並び称される半泥子ですが、半泥子の芸の心は『遊び』に通じるところかも知れません。 梁塵秘抄の中に有名な『遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子どもの声聞けば わが身さへこそゆ揺るがるれ』がありますが、その『遊び』に没頭する半泥子の姿を重ねてしまいます。

  半泥子はこの号の他に、いくつかの号を持っています。『泥仏堂(でいぶつどう)』、『無茶法師(むちゃぼうし)』、『莫迦耶廬(ばかやろ)』、『部田六郎(へたろくろ)』、『其飯(そのまま)』などですが、何とも半泥子らしい号というものかと感心させられます。半泥子は言葉遊びをとても楽しんだ方のようで、その遊び心からこうした号が自然と出てきたのかもしれません。

  半泥子のこうした気質を培った要因はいろいろとあると思いますが、半泥子は生後間もなく父と祖父を失い、母親は実家に戻され、幼少の半泥子を育て上げたのは、祖母の政子(まさ)であり、この祖母の教育が半泥子の地を培ったものかも知れません。ちなみに、祖母は伊勢の射和(いざわ)の名だたる豪商、竹川竹斎(佐藤信淵や勝海舟と交流のあった憂国の才人で、『海防護国論』や『護国後論』を書いた。)の妹であったことからも、祖母の教育は、決して半泥子を甘やかさず、少年になると半泥子はすぐに禅の修行をさせられ、また、恋しい母とも20歳まで再会することが許されてはいなかったと言われています。

 『おのれをほむる者は悪魔と思ふべし。我をそしめる者は善知識と思ふべし。只何事も我を忘れたるが第一なり。』という祖母の教えを半泥子はずっと肝に銘じて守り続けたようです。

 『食事之事、あまりあまり大食い、阿しく候間、是又よくよくおつくしみなさるべく。』という健康についての祖母の諭しもあり、いくらでも美味しいものを、裕福に食べることができる家庭でありながら、食べ過ぎると体に悪いので食事の量は控え目にされていたのでしょうね。

20120627_okasi  さて、今週末(7月21日(土))に銀座で四日市市がPRイベントを開催しますので、本市もちゃっかりと便乗させていただき、本市のシティプロモーションをいたします。

  四日市市出身のバイオリンニスト 花井悠希さんのミニコンサートもあり、午後のひと時を素敵なクラシックとともに楽しんでいただけ、また、来場いただいた方には心ばかしのプレゼントも用意していますので、暑さの厳しい折ですが、どうぞお立ち寄りください。ただ、プレゼントの数量には限りがありますことをご容赦ください。

  7月21日(土) 14:30と17:00からミニコンサート

                    ※プレゼント配布は、概ね15:00と17:30からとなります。

  モザイク銀座阪急エントランススペース(1階)
   http://www.mosaic-ginza-hankyu.jp/access/index.html

 

朝顔がよく似合う季節になりました。

20120718_asagao  梅雨明け宣言が昨日発表されましたので、これから本格的な夏本番ですね。早朝は風もあり、少しばかりの涼しさを感じますが、それにしても日中は厳しい暑さが身にこたえるようになりました。エアコンに慣れた生活をしていると余計に暑さを感じるのかもしれません、人間、快適な暮らしをしていると知らぬ間に体が弱ってきているのは本当ですね。

  夏の風物詩のひとつに朝顔があります。和歌で用いる季語は夏ではなく秋となりますが、小生の住まいする住宅街(小竹向原)でも朝顔を育ててみえるお宅がずいぶんとあります。早朝、朝露に濡れた朝顔の花は何とも言えない優雅さを感じます。特に、一輪の瑠璃色の花が緑の葉をバックにして咲いている姿は立ち止まってじっと見入ってしまいます。朝顔の花言葉は、「愛情」、「平静」、他にも「結束」や「はかない恋」などもありますが、花を見ていると感じられる『平静』が小生には合っていそうです。

  朝顔といえば源氏物語に出てくる姫君の名前、そういえば源氏の想いを伝える和歌に、そっけない態度の朝顔の返歌がありました。

見しをりの つゆ忘られぬ 朝顔の

花の盛りは 過ぎやしぬらん (光源氏)

秋はてて 露のまがきに むすぼほれ

あるかなきかに うつる朝顔 (朝顔)

20120618_shiromochi  さて、本市公認のゆるキャラ『シロモチくん』の館が、今年も今週末からオープンします。津のまちの礎を築いた藤堂高虎公の情報を満載した館ですので、これまで知らなかったものが見つかるかもしれません。なお、期間中は会場で『シロモチくん』がお迎えしていますよ。

  開館日時: 2012年7月20日(金)〜8月26日(日)の毎週金・土・日曜日 10:30-16:00

  場所   : 津市まん中交流館津センターパレス地下)

  内容   : 藤堂高虎公に関する資料の展示、ボランティアガイドによる説明など

 

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