2012年5月の記事一覧

時計遺伝子は正常のようです。

20120531_tombo  みなさんは朝何時にお目ざめですか?

  小生のマンションは環状線に面したほぼ南向きとなるため、日の出の時間が早まるにつれ、ますます早起きとなってきました。朝日が目覚まし時計代わりのように部屋に差し込んできますので、起きないわけにはいけません。でも、逆に、夜遅くなると眠さが優ってきますので、お付き合いも夜遅くまではできなく、やはりこれは健康的な生活リズムと言えますね。

  うら覚えですが、太陽の光が人(動物)の24時間リズムを毎日リセットしていると聞いたことがあります。また、時計遺伝子(Clock Gene)が同定されたのは1990年代中頃、この遺伝子は24時間リズムで発現します。遺伝子に異常が起きるとこのリズムが狂ってしまいますが、小生はお陰さまで毎日正常に機能しているようです。 

  遺伝子の関連では、日本のムカシトンボが中国東北部とネパールに生息するものと遺伝子がほぼ同じであることが科学誌『プロスワン』に発表された記事(5/31東京新聞)が掲載されていましたので、興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。

20120531_buranka   さて、本市の和洋菓子店(市物産振興協会加入)の自慢のスウィーツのひとつを引き続き紹介します。真珠貝の天然カルシウムを使い、焼きあげたマドレーヌ『シェル・レーヌ プレーン』です。是非、チェックしてみてください。

  『株式会社ブランカ津・山の手店』が贈るマドレーヌ。カルシウムとミネラルを多く含む、地元ミキモト製薬の真珠貝から作られた天然パールシェルカルシウムを使い、外はカリッと中はふんわり焼き上げた味覚です。

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半泥子さんの茶室『山里』が修復されました。

20120530_ajisai  今日は突き抜けるような青空、風もさわやかな一日となりそうです。

  電車通勤の時間は約20分間、でもこの時間を往復と日数に掛け算すればすごい時間(日数)となります。この職場に着くまでの時間をどのように過ごすかが重要、小生にしてみれば朝は何とか気合いを入れてリスニングや本を読むことができますが、帰りは付き合いよろしくもあり、まず期待できません。車内での時間をどう使うか...確かにスマホや携帯は車内でも簡単に操作でき、さまざまな情報を簡単に入手でき、チャットをするにも快適ですので、FacebookやTwitterが流行るのも是非もあらずですね。

  モバイルデータのトラフィックは、月間平均181.3Gbps(2011年12月、総務省)となり、また、総ダウンロードトラヒックは、推定で約1.7T(テラ)(2011年11月、総務省)となっています。バックボーンへのトラフィック量は半端なものではなく、ますます需要が増えることを考えると、バックボーンへのDWDM技術などの革新技術が今後も進化し続けていくことになるようです。

20120323_handeisi  さて、スマホなどのICT機器がなく、時間がゆっくりと流れていた時代、本市には東の魯山人と並び称される半泥子さんが土をこね、器を形作り、炉で焼いていたことを想うと何ともいえない優雅ささえ感じます。その半泥子さんが生前に自ら設計した茶室「山里」が、先月、津市分部の廣永陶苑で修復されました。 

  この茶室は、かやぶき屋根が特徴的で1939(昭和14)年に建てられたもので、既存の枠にとらわれない半泥子らしく、茶室特有のにじり口がないなどの特徴を持っています。茶道に長年馴染んだ方には異色に映るかもしれませんが、そこは半泥子さんの粋なところ、是非、経験していただければと思います。

涼しい寒気は有り難いのですが。

20120529_medicine  朝は晴天、午後はにわかに黒雲が湧き出して雷と雷雨の日が続きます。

  大陸からの冷たい空気が流れ込んできているためですが、背広を着て外回りをする分にはとても有り難い涼しさです。暫くはこうした日々は続くということなので、なるべく外出は午前中から午後早い時間にして効率的に回るようにしないといけませんね。

  今朝のテレビでは、『ビッグデータ』とそのビジネスの事が話題になっていました。『データウェアハウス』がもてはやされた頃からするとITの技術革新はめざましいものがあり、記憶容量しかり、演算能力しかり、ネットワークしかり、データを処理する全てのものが飛躍的に発達したのですから、『ビッグデータ』は自然の流れなのかもしれません。

 『SNP』という言葉はご存知ですか?一塩基多型(Single Nucleotide Polymorphism)の頭文字をとったものです。人のゲノム配列の約99.9%は共通で、残り0.1%程度が個人差に関係するものであることが解ってきています。そのうち最も頻度が高く、注目されているのがこの『SNP』で、ゲノム全体には約300万から1,000万ヶ所もあると言われています。このSNPがどの位置にあるのか、どの塩基に置き換わっているのかなどゲノムの膨大なデータを解析して、個人差に見合った投薬が行われるようになるのもこうした『ビッグデータ』ですので、そうした時代はもうすぐといった感じですね。

20120529_kounoya  さて、昨日に引き続き、本市の和洋菓子店(市物産振興協会加入)の自慢のスウィーツのひとつを紹介します。本市の誇る先人国学者『谷川士清(ことすが)』にちなんだ和風マカロンです。是非、チェックしてみてください。

  『ムッシュ・コウノヤ』が贈るコーヒーや紅茶、緑茶まで、どれにも良く合う和風マカロン。餡を練り込んだマカロンに地元伊勢茶を使ったクリーム・丹波の黒豆をはさんでいますので、サクッとしてしっとり、もっちりな三拍子が揃った味覚です。

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たった一人でつながっていました!

20120528_rose  みなさん、週末はいかがお過ごしでしたか?晴天で麗らかな天気が続きましたので、いい行楽日和の方も多かったでしょうね。

  週末、都内(関東)で開催された高校同窓会に出向きましたが、今年幹事の大先輩が気合いを入れて卒業生にお声掛けをされてきた甲斐があり、230人程の方が参加された会となりました。今年高校を卒業し都内大学に進学されたフレッシュマンから、ご高齢の方は、確か93歳でしたので、みなさんご健康にお暮らしになってみえますね。また、散会後、38年度卒の先輩が設けた2次会に我が49年度卒もちゃっかりと便乗いたしましたが、お酒の進み具合といい、話題の多さといい...諸先輩には頭が上がらずじまいでした。

  そんな同期生との話の中で、『先程、別件で話をした大学の先輩が君のことをよく知っていたよ。』と言われた時に、世間は割と狭いんだということを改めて実感しました。みなさんも少し前に耳にしたことがあると思いますが、『スモールワールド』ですね。ソーシャルネットワークの仮説論理でもありますが、知り合いを次々と芋づる式に辿って行けば、簡単に世界中の誰にでも行きつけるというものです。そして、有名な『6次の隔たり』、平均して6人の知り合いを介して人と人がつながっているというアメリカ国内での実験結果ですが、多分どの国においても通用(小国はもっと少ない人数?)するのでは思います。

  今回、小生はたった一人を介してその方とつながっていました。ちなみに、ロンドン五輪出場が昨日決定した全日本女子バレーボール、そのメンバーの平井香菜子選手へは、2名の知り合いを介して行きつくことができますよ。

20120528_cake  さて、本市の和洋菓子店(市物産振興協会加入)が自慢のスウィーツをネット販売するサイトを紹介します。見てるだけでどこか甘い香りが漂ってくるような、そんなサイト、是非、チェックしてみてください。

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  そのなかのひとつ、『ケーキショップ ボンマルシェ』が贈るケーキ。榊原の古代米を使用し、独自の製法によりもちもちした生地で甘さを控えたロールケーキです。また、春限定の桜餡を使用した『糸さくらロール』や夏限定の柚子餡を使用した『青山高原風ロール』も好評ですよ。

折りこむ言葉がありました。

20120525_asobi 『遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん』、ふと口ずさんでしまいますが、そんな経験をお持ちですか?

  NHK大河ドラマ『平清盛』の挿入歌で流れる歌です。小生の実家のすぐ近くには『忠盛塚』があり、この地で平忠盛が生まれ、産湯を使ったとされる館跡の伝承があります。そのせいかどうかは分かりませんが、忠盛の活躍から物語が始まったNHK大河ドラマ『平清盛』は親近感があり、毎週欠かさず見ていることもあるのでしょうか、いつしか番組で流れる心地よい歌のフレーズがふと脳裏をよぎります。

  その後には、『遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ』と続く有名な歌ですが、歌は『言の葉』、『やまとうたは、人の心をたねとして、よろづのことのはとぞなれりける』ですね。

  遊びには『ことば遊び』もありますが、そのひとつに『折句』も粋なものです。著名な詩人、谷川俊太郎氏の作ですが、『谷川俊太郎の恋文』と呼ばれる折句もそうです。

  あくびがでる いやけがさすわ しにたいくらい てんでたいくつ まぬけなあなた すべってころべ

  とてもとてもこれが?ですが、文頭のかな一文字をつなげると...素晴らしく粋ですね。

 20120521_member さて、来月は都庁(第一本庁舎2階、全国観光PRコーナー)にて、本市と四日市市とが共同で物産・観光フェアを開催いたします。

  平成24年6月6日(水)〜6月12日(火) 9:30 - 18:30

    ※初日(6日)は11:00開始、最終日(12日)は16:00終了

  みなさまのお越しをお待ちしています。

 

『机をつる』って言いますが...

20120524_tukue  『その机をつって!』というように使いますが、これは三重県の方言です。

  三重県出身の方々と歓談する機会があり、話題が方言(三重弁)の話となって盛り上がってしまいましたが、みなさんの中にも同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。その時に『この言葉が三重弁のぴかいち!』となったものが、『机をつる』という言葉です。『つる』という言葉は、机を『吊る』(ぶら下げる)や『釣る』を意味するものではなく、ニュアンスを上手く伝えられるかどうかわかりませんが、『手で持ち上げて、動かす』という意味合いです。

  この他にも、『車がつんどる』(車が多くて混雑している)とか言いますね。それと小生が使った(聞いた)ことのない言葉で、こんなのも教えていただきました。

  『私、これ、どっきん!』...お分かりになりますか?松阪牛で有名な松阪市内、ご年配の方が使われるそうで、『私、これに決めました!』という意味です。

  事務所のある都市センター会館もいろいろな地方から赴任されている都市東京事務所の方々が出勤されていますので、お国言葉(方言)を耳にする機会が多くあります。 小生もそうですが、長年身についた言葉は隠せないというか、はたまた愛着があるというのか、普通に会話に出てしまいます。『えっ、それどういうこと?』 の経験ができる有り難いビルです。

20120524_amago  さて、伊勢神宮に参拝する折に、どこか別の違ったいいところはないか?...と思われたら、『自然とおもいっきり遊べる』美杉を候補地にお加えいただければと思います。

  あまごつかみ、そば打ち、茶摘み、山菜採り、キノコ狩り、焼き杉木工、田舎こんにゃく作り、自然のパノラマの中でのバーベキューなど都会の日常生活では味わえない体験メニューがたくさんあります。本市美杉の大自然を存分に五感で感じていただけること間違いなしです。

  また、国の指定史跡『多気北畠氏城館跡』や『霧山城跡』など、南北朝の時代から栄えた北畠氏の歴史をはじめ、奈良方面から伊勢神宮の参拝に使われた『伊勢本街道』なども語り部の案内とともに楽しんでいただけます。

  詳しくは、津市美杉総合支所(地域振興課) TEL:059-272-8082 で。

ホッと一安心、少し満足できる時候です。

20120523_mugi  今週は、金環日食やスカイツリーの話題で始まりましたが、季節も『小満』となっていました。

  『小満』は、『万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る』(暦便覧)と記されているように、陽気がよくなり、麦が緑黄色に色付き、草木が次第に生長して生い茂ってホッと一安心(安堵)できる季節の節目とのことです。糧を与えてもらえる自然の恵みに感謝し、少し胸をなでおろして満足をする人の謙虚さが現れているように思えます。よく歴史に学べと言われますが、昔の人の謙虚さにも学ぶところは多いものですね。

 季語では、『小満』は『夏』、梅雨の時期を越さないといけませんが、夏までもう少しです。

  小満や  後れし麦の 山畑 (圭岳)

20120523_kimigano  さて、木々が生い茂ってくる時期、森の持つ癒しを肌に感じながら、のんびり散策できる森林セラピーコースをこの前に引き続き紹介いたします。

 『君ヶ野ダム湖畔コース』。市営宿泊施設レークサイド君ヶ野をスタートし、君ヶ野ダム湖畔のなだらかなバリアフリーコースで、湖畔の広葉樹の中を自由に散策していただく折り返しコースです。コース上には200m間隔に距離表示板が設置されていますので、ご自身の体力に合わせて散策をすることができます。

  このコースの距離は、10,700m、所要時間は約3時間。みなさんのお気に入りのウォーキングコースにお加えください。

あいにくの雨で、下界の展望は無理なようです。

20120522_sky  今日は、スカイツリーの開業日。この日のチケットを手に入れられた方はとてもラッキーな一日となるでしょうね。ただ、昨日とは打って変わって雨降り、日本一の展望を堪能するのは無理なようです。

  多分、小生にはスカイツリーの展望台は無縁のようです。展望台までエレベータを登りつめ、一歩踏み出した途端に足がすくんでしまう『高所恐怖症』、下から見上げる『上を向いて・・・』の歌詞が丁度似合ってしまいます。人それぞれと思いますが、平均的に人が怖さを感じるようになる高さは、約15mぐらいからと聞いたことがあります。小生の場合は10mでも怖さを感じます、でも、飛行機には乗れますので『あきらめの高さ』があるのかもしれません。

 『ノルアドレナリン』、人が恐怖と感じる体験をすると脳内にこの物質が分泌され、自律神経に影響を与えて、心拍の上昇や発汗作用の上昇などをもたらすと言われているストレス・ホルモンのひとつです。少しずつ慣れることで分泌が抑えられるようですが、小生のように『高所恐怖症』な方はこのホルモンの分泌がまだまだ多いのかもしれませんね。

touyouken  さて、赤色のミシュランガイドに載っていただきたい本市のレストランのひとつが『東洋軒』。明治22年操業、伊藤博文や歴代閣僚の薦めで、東京三田で西洋料理専門店として明治30年に開業し、昭和3年に本市に暖簾分けして独立、その後、昭和30年に東京の本店が現在の津市丸の内に移ってきました。

  この老舗の看板料理のひとつが『ブラックカレー』。松阪牛肉を使い、まろやかで深みのある味わいが楽しめる逸品として、知る人ぞ知る有名メニューです。東洋軒本店を東京から連れてこられ、『黒いカレーができないか?』と粋人、半泥子さんの提案から生まれた『ブラックカレー』の味わいは絶品です。

  『目指せ!レッド・ミシュランガイド』 ですね。

雲が少し隠してくれましたので、日食の天体ショーが見れました!

20120521_sun  みなさん、金環日食をご覧になられましたか?

  今日は、日食の時間に合わせて、少し早めに出勤しました。麹町の駅から事務所まで、7時15分過ぎの沿道には多くの方が日食を見られていましたので、その中に混じって小生もこの天体ショーを少しだけ感動しながら見ることができました。日食を観察するメガネを持っていない小生にも天の恵み、少し雲が薄くかかってくれましたので、この時とばかりに期待して見ていたら、食の始めの部分を運よく観ることができました。やはり、早く出勤したのも三文の得ですね。ただ、木漏れ日に映る日食を期待しましたが、こちらは残念ながら見ることができませんでしたが。

  太陽と月の視直径がほぼ同じ(約0.5度)である偶然と、黄道と白道が約5度傾いて交わっているおかげで、皆既日食や金還日食などの天体ショーを見られる幸運に巡り合うことができます。それと、誕生まもないころの原始地球に、斜め方向から別の原始惑星が衝突したことで月という衛星を地球が持つようになったことがなければ、こうした天体ショーの感動を得ることができません。偶然の賜物とはいえ、そうしたことを理解できるようになった科学の発展は素晴らしいものですね。

20120521_member  さて、事務所メルマガで毎週、本市からの情報提供をさせていただいていますが、遅ればせながら、Facebookでも都内イベントなどをPRさせていただきます。試行的に運用するということで津市東京事務所(おいない伊勢の国)のグループを作成いたしました。

  勿論、他人や団体を中傷・誹謗するもの、営利・宗教勧誘・違法行為を目的とするものなど禁止、一般的な利用制限は設けていますが、『旬のねた』を情報提供することを第一義に運用させていただきます。本市出身の方や市内出身高、大学卒の方、本市に勤務された方など本市ゆかりの方で、参加してコラム投稿や情報提供いただける方の連絡をお待ちしています。もちろん、知人への口コミ紹介の輪もよろしくお願いたします。

 津市東京事務所(おいない伊勢の国)のFacebookグループは、 http://www.facebook.com/groups/316020758474710/  から。

  津市東京事務所  電話:03-6672-6868

                        E-mail:03-6672-6868@city.tsu.lg.jp

 

 

世に『文藩』と呼ばれた藩は...

20120518_tokyo1  小生、東京事務所の勤務は、3年目を迎えています。

  都内には60余りの都市東京事務所が設置されていますが、赴任期間は2〜3年となるところが一般的でしょうか。ただ、お話を伺っていると、3年間を『まだ3年』と見るのか、『もう3年』と見るのかは人それぞれです。振り返って自分はどうか?というと、『まだまだ』が相応しいのかもしれません。

  本市ゆかりの経済人の方とお話しする時も然り、文化や芸術に触れる時も然り、読みきれないほどの本の多さも然り...などなど指折り数えきれない程、まだまだ未熟さを感じることしきりです。いわんや、世間に通用する『スマートさ』や『センスの良さ』を身につけるにはあと何年、『為せば成る・・・』上昇志向を持って何事も一歩また一歩です。

20120518_nyutokumon  さて、文教の系譜正しき、人材の育成拠点と呼ばれた藩がありました。江戸時代後期、全国には300以上の数ある藩の中で、教育と学問に優れた藩ということで、世に『文藩』と呼ばれますが、それが伊勢・伊賀32万石の藤堂藩、すなわち『津藩』です。

  津藩が『文藩』と呼ばれた理由は、ひとえに藩校創設者の10代藩主 藤堂高兌(たかさわ)公が多くの優れた学者を集め、充実した教育環境に心血を注いだことが世に知られたものです。そして、その中心としての役割を担った藩校の名は、『有造館』(ゆうぞうかん)。儒教の『四書五経』のひとつ『詩経』の中の『肆成人有徳 小子有造』(ゆえに成人は徳あり、小子もなす(造)あり。)に由来します。

  現在、戦災を免れ現存する唯一の藩校の一部『入徳門』が、津城跡西丸之丸(お城公園:市役所本庁舎の西隣)に移設され残されています。門の前に暫し佇み、昔の『文藩』を偲ばれてはどうでしょうか。 

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